「春の日の桜満開別れかな」の批評
ハヤシMCさま、初めまして。
初心者の方でしょうか?よろしくお願いします。
桜の季節は様々な出会いや別れがありますね。五七五で意味も通じるので、しっかり俳句
の形になっていると思います!
〇最大の問題として、「春」「桜」がどちらも春の季語
です。
季語が複数(季重なり)は絶対ダメというわけではないですが、これを使って俳句を成立させるのはかなりの上級テクニックなので、まずは「季語一つ」を意識すると良いと思います。
この句の場合、「桜」で春ということはわかるので、「春の日の」はほとんど意味のない言葉となっており、カットして良さそうです。
・満開の桜を背にし別れけり
とか。
〇句だけでは「桜が満開の頃に誰かと別れた」ことしかわかりませんので、卒業式とは伝わりません。「別れ」だけでは失恋、引っ越し、転職、死別など無数の可能性があるので、もうちょっと具体的な映像がほしいところです。
「卒業式」も季語なので、場合によってはそちらを使ってもいいかもです。
ちなみに「桜+別れ」はもうお約束と言っていいような組み合わせで、おそらく同じような俳句がこれまで何万、何十万と詠まれてきたと思います。
少しずつでいいので、オリジナリティのある句を意識してみてください!
桜の下でTikTokを撮ったとか、卒業証書に寄せ書きをしたとか、卒業式なのに忘れ物をしたとかーーハヤシ様の日常の中に俳句のタネはあるはずです。
〇コメントに「春の卒業式での一コマを表した」とありますが、卒業式の日に桜が満開だったのですか?
桜が満開になるのはふつう4月(九州でも3月末以降)ではないでしょうか?
あらためて「自分の詠みたい1コマ」を具体的に思い出してみてください。
長々と辛口コメント失礼しました。またよろしくお願いします。
添削のお礼として、慈雨さんの俳句の感想を書いてください >>
春の卒業式での一コマを表した