「想いをのせた吾の手初御籤に」の批評
回答者 独楽
こんにちは。
上五中七を少し具体的に、ただ季語と遠からず近からずの話のタネを用意します。
"ゆっくりと吾の指先初御籤
「ゆっくりと」は具体的ではありますが下五との意味の繋がりは一呼吸おかないと分かりません。しかし、その一呼吸こそが読者の想像の余地であり、俳句には大切な要素です。
推敲の余地ありですが、方向付けは参考にしていただければ。
よろしく。
点数: 0
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作者 山根 投稿日
要望:厳しくしてください
回答者 独楽
こんにちは。
上五中七を少し具体的に、ただ季語と遠からず近からずの話のタネを用意します。
"ゆっくりと吾の指先初御籤
「ゆっくりと」は具体的ではありますが下五との意味の繋がりは一呼吸おかないと分かりません。しかし、その一呼吸こそが読者の想像の余地であり、俳句には大切な要素です。
推敲の余地ありですが、方向付けは参考にしていただければ。
よろしく。
点数: 0
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回答者 慈雨
山根悠渡さま、はじめまして。よろしくお願いします。
初心者の方でしょうか?お御籤のワクワクドキドキは楽しいですよね☆
「厳しくしてください」とのことで、いくつか気になった点をコメントします。
◯語順も気になるのは気になるのですが、その前に俳句は「五・七・五」が基本の型なのはご存知でしょうか。
御句はそこから大きく外れているため、読んだときのリズムが良くないです。
もちろんそういう俳句もありますが、リズムの悪い句になるわけですから、わざわざ武器を捨てるような上級テクニックです。
やはり基本的に五・七・五で詠むことをオススメします。
◯おそらくお御籤を引くほとんど全ての方が、想いや願いを乗せて引きますよね。つまり「想いをのせた」は季語「初御籤」の中に含まれている情報で、わざわざ言う必要のない言葉です。
「季語の説明をしない」「季語の力を信じる」(つまり、季語を見ればわかるような言葉を俳句に入れない)は俳句の基本の一つなので、ぜひ意識してみてください。
直し方はいろいろありますが、たとえば「想い」の内容を具体的にしてみてはどうでしょうか。
・合格と呟きながら初御籤
・恋愛の欄をまず読む初御籤
またよろしくお願いします!
点数: 4
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回答者 なお
山根悠渡さん、こんにちは。初めまして。お正月の句ですね。もうすぐですね。
御句につきましては、先に慈雨さんが素晴らしいコメントをなさっています。
もうこれ以上何も言うことはない…のですが、それでは悔しいので(笑)、私からも、繰り返しになるところがあるのはご容赦いただき、お伝えさせていただきます。
語順はさておき、やはりリズムですね。全体合計で十七音とつじつまは合いますが、五七五の基本形に対して七四六というのは、あまりおすすめできない形です。
次に、御句の解釈ですが、「吾の手」をどう捉えるか。おそらく、おみくじを引く、開く動作のことだと思いますが、慈雨さんのおっしゃる「想いをのせる」ことと合わせて、「初御籤」にはそういう動作も含まれています。
それからしますと、御句は「初御籤」という季語だけで取って代われることになります。それだけ、季語はチカラがあるのです。
ですから、御句を見た目だけ調整しますと、
・想い乗せ利き手で探る初御籤
・想い乗せ両の手で振る初御籤
一句目は箱に手を入れてつかむタイプ、二句目は箱を持って振るタイプの句です。
ただ、おみくじを引いた場所や天候、あるいは願いの内容、同行者の情報とかを加えると、句が膨らみます。
・君と行く氏神様の初御籤
一例としてとりあえず、同行者と場所を入れてみました。
大吉が出るように祈ってます!
点数: 0
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