「想いをのせた吾の手初御籤に」の批評
山根悠渡さん、こんにちは。初めまして。お正月の句ですね。もうすぐですね。
御句につきましては、先に慈雨さんが素晴らしいコメントをなさっています。
もうこれ以上何も言うことはない…のですが、それでは悔しいので(笑)、私からも、繰り返しになるところがあるのはご容赦いただき、お伝えさせていただきます。
語順はさておき、やはりリズムですね。全体合計で十七音とつじつまは合いますが、五七五の基本形に対して七四六というのは、あまりおすすめできない形です。
次に、御句の解釈ですが、「吾の手」をどう捉えるか。おそらく、おみくじを引く、開く動作のことだと思いますが、慈雨さんのおっしゃる「想いをのせる」ことと合わせて、「初御籤」にはそういう動作も含まれています。
それからしますと、御句は「初御籤」という季語
だけで取って代われることになります。それだけ、季語はチカラがあるのです。
ですから、御句を見た目だけ調整しますと、
・想い乗せ利き手で探る初御籤
・想い乗せ両の手で振る初御籤
一句目は箱に手を入れてつかむタイプ、二句目は箱を持って振るタイプの句です。
ただ、おみくじを引いた場所や天候、あるいは願いの内容、同行者の情報とかを加えると、句が膨らみます。
・君と行く氏神様の初御籤
一例としてとりあえず、同行者と場所を入れてみました。
大吉が出るように祈ってます!
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