俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

梨剥けば手に勾玉の光かな

作者 辻 基倫子  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

また梨の句で恐縮です。梨を剥きつつ、白い実が見えてくるわくわくする感じが表現できているといいのですが・・・。

最新の添削

「梨剥けば手に勾玉の光かな」の批評

回答者 イサク

こんばんは。三句とも拝見いたしました。

一句目。「発光の梨」という、とても面白い把握を持ってきました。
とはいえ梨自身が本当に発光しているとは思えず、この句の「発光」は比喩だと判断されるわけですが、光って見えることを「発光」と言ってしまうのは少し芸が足りない感がありました。

二句目。梨を「勾玉」にみなしたことで、「光」が意味を持ち始めました。
ただ「発光」という言葉が説明臭くなってしまったのが難点ですし、梨が光って見えることを「発光」と比喩することの違和感は変わらず。

三句目。比喩の一物句になりました。「勾玉」は比喩で、「勾玉の光」という「モノ」を「自分が手にしている」という感動。
この句意ならば「発光」をあきらめることで、とてもわかりやすくなったと思います(発光は発光で面白いのですが)
上五を淡々と「梨を剥く」として、「勾玉の光」というモノで押さえて着地する方法もあるかと思いました。

・梨を剥く手に勾玉の光かな

句の評価:
★★★★★

点数: 1

添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「梨剥けば手に勾玉の光かな」の批評

回答者 ヒッチ俳句

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつもありがとうございます。
勉強させて頂きます。
前々句のコメントに出ておりました勾玉ですね。
白くてキラキラしてて、あのなんとも言えない湾曲美の勾玉。
梨一片の譬にぴったりだと思います。みずみずしい梨をワクワクしながら剥いて、その一片を
手にした時の喜びが表れていて勾玉と共に綺麗な句と思います。好きな一句です。
「光かな」で結ぶのも素敵ですが、「光りけり」と言いきっても作者の感動が伝わるかなと思いました。
またよろしくお願い致します。

点数: 0

添削のお礼として、ヒッチ俳句さんの俳句の感想を書いてください >>

「梨剥けば手に勾玉の光かな」の批評

回答者 こま爺

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

如くの文法的にというご指摘ですね。一応省略と自分では解釈しています。白雲を歌う如くゆらゆら揺れている芒の、ゆらゆら揺れているを省略した結果との認識です。

ただ、如くのと表現した事例は見つからないので自信はないです。

よろしく。

点数: 0

添削のお礼として、こま爺さんの俳句の感想を書いてください >>

「梨剥けば手に勾玉の光かな」の批評

回答者 慈雨

句の評価:
★★★★★

辻基倫子さま、こんばんは。
いつも寄せられたコメントを受け止めて添削を重ねられている姿勢を、とてもリスペクトしております。

御句、佳いですね!言われてみれば勾玉と似ていますし、やや大げさとも思える比喩が、これから食べる梨への高揚感を感じさせてくれます。
他の果物では置き換えられない、季語の生きている素敵な一句だなと思いました。
(梨の歴史も古いようなので、そういう意味でも古代から使われてきた勾玉との取り合わせは響いていますね)

「梨剥けば」は因果的な言い方ではあるものの、後に続く措辞が比喩になっているので説明的な印象を与えず、上手い表現だなと思いました。

とても勉強になりましたし、良い一句を鑑賞させていただきました。
ありがとうございました☆

点数: 0

添削のお礼として、慈雨さんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

車椅子母には大き夏帽子

作者名 やす 回答数 : 3

投稿日時:

大岩の凹みを登山道と云ふ

作者名 長谷機械児 回答数 : 2

投稿日時:

手渡しのオール5掲げ夏休み

作者名 煉獄千寿郎 回答数 : 2

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『梨剥けば手に勾玉の光かな』 作者: 辻 基倫子
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ