俳句添削道場(投句と批評)

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明月や慚愧虎と化し天に吠ゆ

作者  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

「山月記」の拙句に対するご意見、ご指導、有難うございました。その多くの方が、題名外しでした。五文字は確かに大きい…。
しかし、短編ながら、この「山月記」、人間の宿命を、深く掘り下げ、これだけではありませんが、「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」、これによって詩人が虎に姿を変えて行く、その斬鬼と朋と家族への断ち切れぬ思い等々、書ききれません。これを五・七・五の俳句の世界で表すなど、🔰の愚生にはほぼ不可能ですが、挑戦致しました。ほんの少しばかり、「山月記」に匂いは出ていましょうか?恥ずかしながら、ご指導の程、宜しくお願い致します。

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「明月や慚愧虎と化し天に吠ゆ」の批評

回答者 慈雨

再訪です。
言葉足らずですみません、私の書いた「作者」というのは山月記の作者ではなく、この俳句の作者(不尽さま)のことです。
つまり「不尽さま自身が『慚愧』の感情を抱いて天に吠えている句」なのか、それとも「山月記の内容を紹介した句」なのか、どちらかわからない――ということを言いたかったです。

また、「山月記を俳句にすること自体に無理がある」とは思いません。
「山月記を連想させる言葉を句の一部に盛り込む」「書籍という物体として『山月記』を登場させる」など色々方法はあると思いますし、これは皆様の提案句でも出されている通りです。
ただ私が感じたのは、「句の全体が山月記の内容紹介だけで終わってしまうと、作者(不尽さま)がどこで何をしているシーンなのか見えないため、俳句としては評価されにくいと思う」ということです。

最後に、この道場は基本的に、対等な立場で意見や助言を交流し合う場だと思います。
もちろん経験や力量の豊富な方のコメントがある程度指導的になるのはやむを得ないと思いますが、それでもそこに上下関係や師弟関係があるわけではありません。いろんな賞に入選しているような方が間違えることだってあります。
なのであまり大仰に「重ねてのご指導」とか言わなくていいと思いますよ。「コメントありがとうございます」くらいで。あくまで「間違っているかもしれない、素人の一意見」ですから。
私なんて間違えてばかりですので、あまり大仰に反応されるとかえって緊張してコメントしにくいです(笑)。
またよろしくお願いします。

句の評価:
★★★★★

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「明月や慚愧虎と化し天に吠ゆ」の批評

回答者 こま爺

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
感情は押さえましょう。

恥ずかしながら私の人生観:
天は淡々として動かぬ、人の苦しみも喜びにも我れ関せず。だからこその人に宿命ありです。

"明月や天不動にて慚愧虎と化す

見解の相違かもしれません。よろしく。
明月や慚愧虎と化し天に吠ゆ

点数: 1

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「明月や慚愧虎と化し天に吠ゆ」の批評

回答者 慈雨

句の評価:
★★★★★

不尽さま、こんにちは。
拙句にも何度もコメント頂きありがとうございます。破調は自分も練習の一環で投稿させていただきました。まあやはり基本は定型がいいと思っています。

さて、御句(前の句も含め)拝読しました。
山月記、高校の教科書で読んだ記憶があります。臆病な自尊心と尊大な羞恥心という言葉、虎と化した主人公…と非常に惹かれる内容でした。

御句、読み方は「めいげつや/ざんきとらとかし/てんにほゆ」でしょうか?やはり中八でリズムが悪いので、解消したいですね。

また、「慚愧」が作者自身の心情なのか、それとも山月記の内容紹介なのか、よくわからなかったです。
もし山月記が素晴らしい作品だということを言いたいのなら別に俳句である必要はないので、やはり俳句として詠まれるのなら実在する人間(主に作者自身)を登場させたいです。

山月記の李徴の気持ちに共感されたのでしたら、
・明月や吾(われ)の慚愧の虎と化し
などとするのはどうでしょうか。

点数: 1

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「明月や慚愧虎と化し天に吠ゆ」の批評

回答者 感じ

句の評価:
★★★★★

こんにちは🌞お世話になります。
御句ですが。
中八は回避したいですね。
・明月や慚愧の虎の天に吠ゆ
宜しくお願いします。

点数: 1

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「明月や慚愧虎と化し天に吠ゆ」の批評

回答者 鈴蘭

句の評価:
★★★★★

こんにちは、また口出し失礼します。
山月記の良さを讃える俳句をお作りになりたいようですね。他の方のコメントに私も同意で、難しいと思います。取れる手段としては、山月記を読んだことによって自らに沸き起こった感慨を詠むなどになりますね。

あとは二次創作的な世界になりますが、作品世界の中に遊ぶ手もありますよ。俳句としての独立性は失われますが、技法の練習には奥深く便利だと思います。思いつきレベルすみませんが、「李徴の足跡を思って」として作ってみました。

馬洗う横で硯を洗ひけり
官服のほつれ数多に西日かな
手を突きて疾駆するべし秋の河
目覚むれば梅鉢草の揺れてをり
友を見て秋野に我が身隠しけり

時系列は上から、辞官後の故郷での詩作、地方官吏への就任、虎化、人心、友との再会です。虎化してから一年は経っていますから、虎が見た四季を詠むなんていうことも…個人の趣味ですが…面白そうです。

点数: 0

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