俳句添削道場(投句と批評)

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足音と散乱するしさえずる日

作者 北野愛  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

トルコ人の友達が作った句です。散乱するというのは太陽光が散乱している様子だそうです。トルコ語で「さえずりの日」と言うと、形式や言葉遊びであり、鳥がいることを暗示しています。本人もあまり納得してなさそうなので、暖かい目でお願いします。

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「足音と散乱するしさえずる日」の批評

回答者 慈雨

北野愛さま、はじめまして。
トルコ人のご友人の俳句ですか!わー俳句を作っているなんて嬉しいですね☆

トルコ語は日本語と似ているとよく聞きますが、それでも母国語ではない言語で五七五の詩を作るなんて難しいことだと思うし、散乱とかさえずりという難しい言葉も使ってらっしゃって凄いなぁと思います。

さて投稿してくださった句ですが、ご自身で楽しまれる分には全く問題ないと思いますよ!
もし俳句としての完成度を高めたいということでしたら、いろいろ直せるところはありそうですが、すでに皆様がコメントされていますね。

個人的には太陽光の散乱って素敵な光景なので、そこに絞って詳しく描写したいなぁと思いました。
下五に「さえずる」とありますし、山から覗く日の光でしょうか?もしそうなら山であることを明示して、
・囀や山に陽光散乱す
とか。「囀(さえずり)」は春の季語なので今の時季とはズレがありますが、まああまり細かいことは気にせずに楽しんでほしいですね☆

ぜひまた色んな句をお待ちしています!

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「足音と散乱するしさえずる日」の批評

回答者 なお

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北野愛さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。
ただ、これにコメントはちょっと難しいような気がします。というのは、日本語的にちょっと違和感を覚える箇所がありますが、作者がトルコの方とのことで、その点をどこまで指摘していいものか。
また、「トルコ語で形式や言葉遊びであり」というのをどのように解釈したらいいのか。

お役に立たなくてすみませんが、このサイトには、しっかりとした解釈の上に的確なアドバイスをしてくれる方々がいらっしゃいますので、私もその方々のコメントで勉強したいと思います。

点数: 0

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「足音と散乱するしさえずる日」の批評

回答者 あらちゃん

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★★★★★

北野愛様こんばんは。
ご友人の句ということでコメントしにくいのですが、「囀る」は春の季語になっております。今は秋ですので秋の季語を斡旋されてはいかがでしょうか。
また、「足音と散乱する」ですが分かる方はいらっしゃらないと思います。
先人の遺した俳句を詠まれて参考になさるようご助言されてはどうでしょう。

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「足音と散乱するしさえずる日」の批評

回答者 鈴蘭

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こんにちは、ご友人の句拝見しました。
伝わらない表現になってしまっているのは、他の方のコメントのとおりです。しかし試しにご本人がやりたかったことを考えてみましょうか。現代口語の句にしておきます。
私の目にどう見えたかというとこんな感じです。「し」は事物の列挙も暗示するので、謎が深まってしまいました。

(何かが)足音と一緒に散乱しているし、(そして〇〇もしているし。……そんなことが行われているかたわらで、)日がさえずっている。

一方、ご本人が言いたかったのはこんな感じでしょうか。

太陽光が散乱しているかのように景色がまぶしい。歩く靴音も、空間に響いては散乱していくようだ。そして小鳥の声もまた。

さて、英語や多国語で詠まれる海外詠ならともかく、日本語の17文字に収めるには情報過多気味です。太陽光と、足音と、小鳥の声が複雑に絡み合っているので、字数が足りない。とりあえず2つ選んで作るのがお勧めですがいかがでしょう。「さえずる日」は一旦「小鳥鳴く」くらいにしましょうか。

太陽光散乱する日 小鳥鳴く
足音が散乱する日 小鳥鳴く
足音がちらばる街よ 眩しい日

どうしても「さえずりの日」を使いたければ「"さえずりの日"や太陽光散乱す」等にしてもよいです。日本人に読ませるなら何か記号でくくるのが吉。さらに季語まで意識するなら、「小鳥来る」を使ってもよいし、太陽光を「秋の日」にしてもいいと思います。「日」かぶりは避けましょうか。

「さえずりの日」や足音も人それぞれ

長くなりましたが、面白く考えさせていただきました。
トルコの風景でしょうか、それとも日本の風景でしょうかね。トルコをはじめとした中東のきらきらした感じを思えば、太陽光は散乱するものだと素直に思えました。

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