「冬支度頬いっぱいの木の実かな」の批評
回答者 イサク
おはようございます。
ご本人や他の方のコメントも読んだ上で。
◆季重なりは気になりますね。
「冬になる前の準備」という秋の季語。この意味を真っ向から使っています。
リスの行動を擬人化した「冬支度」ですので鮮度は落ちると思いますが、上五でバーンと出て来るのでインパクトは大きいです
今後のチェックのひとつとして、少なくとも「冬」という漢字の使われている単語は季語かどうか疑いましょうか・・・
◆「冬支度」が季語でなかったとしても、「冬支度ですよ」というた説明の使い方になっています(他の方からもありました)
◆微妙なニュアンスの話なので伝わるかどうか自信ないのですが、
元の句では作者から「木の実」が見えておらず、頬の中のモノが「木の実」なのか「花や草の種」なのかわからないのでは?と一瞬戸惑いました。
例えばなおじい様の提案句「道の栗鼠木の実に頬を膨らませ」という形なら「食べている瞬間を作者が見たんだなあ」と言外に想像できます。
語順・助詞など、わずかなニュアンスの違いですが・・
「リスの一物仕立て」とでもいうべき句ですので、他の方の提案のように「栗鼠」という言葉を入れてしまった方が、句の受け手に優しいですし、想像の映像が安定すると思います。ただ季語は「木の実」だということには注意ですね。
提案句は他の方にお任せします・・
点数: 2
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最近立て続けにリスを見かけています。
道路に落ちた栗やどんぐり等頬にいっぱい詰め込んでいます。
車を走らせていてリスを見かけると止まるのですが夢中です。少し時間が経ち「はっ!?」と気付き(笑)尻尾を横真っ直ぐにして、一目散に道路を横切り山の中へ消えて行くのです。
その姿の可愛らしいこと。
あれほど暑かった夏ですが、朝夕涼しくなってきました。リスも「今のうちに!」と冬支度を始めているのですね。
上五、冬支度とそのまま使いましたが他にしっくりくる言葉等ありましたらお教えください。よろしくお願いいたします。