「渡り鳥ひとつがい見ゆ鄙の池」の批評
回答者 独楽爺
厳しくということですから敢えて。
俳句を読むのは多くは目前の情景を見てのことですから、「見ゆ」を入れるのは全くもって無駄です。ひとつがいもリズムが悪いですね。一つでも二つでも、つがいといえば十分詩になるので「ひと」も省きましょう。
"渡り鳥つがいの遊ぶ鄙の池
厳しめですがよろしく。
点数: 1
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作者 頓 投稿日
要望:厳しくしてください
回答者 独楽爺
厳しくということですから敢えて。
俳句を読むのは多くは目前の情景を見てのことですから、「見ゆ」を入れるのは全くもって無駄です。ひとつがいもリズムが悪いですね。一つでも二つでも、つがいといえば十分詩になるので「ひと」も省きましょう。
"渡り鳥つがいの遊ぶ鄙の池
厳しめですがよろしく。
点数: 1
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回答者 鈴蘭
こんにちは。御句、元句の時から拝見しており、なかなか意見がまとめきれず悩んでおりした。
諸々解消された後の句ですね。これはこれで以前よりすっきりして良いと思いました。
さらに厳しく考えるならですが、もう少し引き算することも可能ではあります。
コメントを拝見したかぎりでは、下記の4つの感動があったと考えられます。
1、渡り鳥なのに、二羽だけで群れを離れている
2、きっとまたは明らかにつがいの鴨である
3、自分たち夫婦にも重なるところがある(どのように?)
4、池が鄙びた風情である
たとえば1を省けば「渡り鳥」と言う必要がなくなります。2を省けば「つがひ」が不要になります(二羽とするなど)。3のみ省いたのが現在の句かもしれませんね。4を省くことも要検討かもしれません。
現状を124だとするなら、せっかく「渡り鳥なのに」と驚いたことを伝えたい気がします。ご提案句です。
渡り鳥ひと番ひのみ鄙の池
これでも感動の数は3つ、やや窮屈かも…。さらに削れば、また違った姿の句になるかと思いました。
点数: 1
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なお様、こま様、貴重なるご教示、誠に有難うございます。中七が字足らずとは、恥じ入るばかりです。ながら、初心者なるも拘りが…。
上五と下五に、其々渡り鳥と鄙の池を置きとうございまして。縷々熟考?の上、作り直しました。「る」を除き「見ゆ」としたのですが、更なるご教示、宜しくお願い致します。