「消えそうで消えまいとする虫の音や」の批評
回答者 なお
宙也さん。こんにちは。
御句拝読しました。少しイサクさんのコメントと被ると思いますがご容赦くださいね。
御句まず、初読では意味がつかみにくいです。虫の声が何かの理由で消えそうになるが、虫たちは消してはいけないと頑張っている、という意味になります。
「消えまい」というのが虫の意思、願望になっているからですね。慈雨さんがおっしゃるように、虫がそう思っているかは人間にはわかりませんが、それは置いておきます。
ここでご自身のコメントを拝読。するとまた悩みます。
蝉の声が聞こえなくなったことは、夏のことですし、ややこしくなりますからもう忘れて、虫の音です。
一旦は涼しくなったから聞こえてきたが、今は注意しないと聞こえない、ということですよね?
そうなると、虫の頑張りの意思を示す「消えまい」という措辞の出る幕はないですよね?
また、最後に「や」を置くのはあまり意味がなく、なんとなく「虫の音」では四音で字足らずになるので付けたように読めますので、下五に置くなら「虫の声」に、「虫の音」なら上五に持って来た方がいいと思います。
・息止めて耳を澄ませば虫の声
・消えそうな虫の音耳を傾ける
点数: 1
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
一時涼しくなった時からせみが聞こえなくなり、虫の声が聞こえていたが、それも最近は注意しないと聞こえないほど。再び暑くなったせいだろうか。涼しくなった時にまた鳴くのだろうか?よろしくお願いします。