俳句添削道場(投句と批評)

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長き夜や遠き駅より汽笛の音

作者 博充  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

旅先で静かな夜、遠くで汽車の音が聞こえました。

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「長き夜や遠き駅より汽笛の音」の批評

回答者 こま爺

こんにちは。

俳句の基本として一つ大切なことは、描きたい要素の制限を意識する必要があることだと思います。

俳句の要素は一つの例として、式で表すと次のようのものです。
主題 + 副題 × 修飾の措辞
つまり最大でも要素の数は主題と副題の二つではないでしょうか。

御句、長き夜 、遠き駅、汽笛の音と要素は三つと詰め込み過ぎ、結局焦点がぼやけ「何が言いたいのかな」の感想を与えてしまいます。ここは駅をカットすることにして、
"長き夜に遠く汽笛の唄いけり

要素の数について今一度ご検討いただければ幸いわいです。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「長き夜や遠き駅より汽笛の音」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

御句、気になる点がいくつかありまして、
◆「遠き駅」とありますが、見えていないのに「駅」と断定できるのはなぜだろう?と思いました。作者には「駅」と断定できる理由があるのかもしれませんが、その理屈が句の邪魔をしているような気がします。
◆「遠き」「汽笛」とあれば「音」はさすがに言い過ぎ、説明しすぎだと思いました。また、楽器ではない汽笛のような大音量を「音(ね)」と読ませるのは、個人的には違和感があります。
季語「夜長(長き夜)」は単なる夜ではなく、夏に比べて夜が早く訪れるため、「(寝るまで)長い夜が続いているように感じる」という情緒を含み、少なからず時間軸の長さを思わせる季語です。さて、この句の中七下五に「夜の長さ」は響きあうのだろうか?と少し思います。

汽車過ぐるあとを根岸の夜長かな/子規

御句の中で明確に削除したいと思ったのは「音」ですが、コメントのとおり「夜汽車」と明確にした場合には「汽笛」をやめて「音(おと)」を残した方がよいと思いました。句の構成次第ですね。
「旅先」という情報が一句の中で必要かどうかは、この句の内容では受け手の想像に任せて無理に入れずともよいと思いましたので、提案句でも入れません。

提案句として「○○○○○遠き夜汽車の音や秋」というフレーズが浮かびました。

・灯を消せば遠き夜汽車の音や秋

点数: 2

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「長き夜や遠き駅より汽笛の音」の批評

回答者 めい

句の評価:
★★★★★

博充様。こんばんは。
私も同じ経験をしたことがあります。
夜汽車って、物悲しい音ですね。
秋の雰囲気にピッタリだと思います。
だから敢えて、夜とわかっているけれど、つかいました。
御句、作者の説明がないと、家できいてるのかもという誤読をしかねないですね。
それを避けるために。

●長き夜旅路の床の夜汽車かな

よろしくお願いします🙇‍♀️

点数: 1

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「長き夜や遠き駅より汽笛の音」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

博充さん、こんにちは。
御句拝読しました。
旅の夜って、よほど友だちと酒盛りでもしない限りは、いつもより早く寝床に入りますよね。余計に夜の長さを感じると思います。御句の汽笛は、寝床に入ってもなかなか寝付けない様子を表していると思います。

御句、まず気になりましたのは「汽笛の音」です。「汽笛」は「汽車の音」ですので(ガタンゴトンではなくポッポーですが)、「汽笛の音」ですと「汽車の音の音」になってしまいます。

また、先に申し上げましたように、旅の夜でこその心境だと思いますので、ぜひ「旅」は入れたいと思いました。

・長き夜や汽笛数へる旅の宿

点数: 0

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添削対象の句『長き夜や遠き駅より汽笛の音』 作者: 博充
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