俳句添削道場(投句と批評)

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ふり仰ぎ坂上り切る星月夜

作者 宙也  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

振り返りつつ歩んできて、そろそろ頂に差し掛かるかなあと思いました。
この先は峠を下らずに星を見ていたいところです。

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「ふり仰ぎ坂上り切る星月夜」の批評

回答者 イサク

おはようございます。

『(振り返らずに)顔を上げて坂を登り切った』という句として受け取りました。コメントを見てびっくりでした。

◆【ふり仰ぐ】:顔を上へ向けて高い所を見る。(デジタル大辞泉より)
 つまり、句にはコメントの「振り返りつつ」の意味が明確には入っていません。

 複合動詞「ふり仰ぐ」の「ふり」に「顔を動かす」という意味があるので、直前には別の場所を見ていたというニュアンスが入ります。普通は「目線の高さや下方を見ていたところから上を見た」という意味で使われていると思います。
 深読みすれば『(歩いてきた坂の)下方を見ていたが、空をふり仰いだ』と受け取れなくもないですね。想像の余地を残す意味ではアリかもしれません。

◆「仰ぎ(見る)」のが「坂」であって、「星月夜」でなくてよかったと思います。「(空を)仰ぎ見る」という当たり前の説明は回避できています。

ご本人の狙った句意ではなさそうですし、複合動詞ふたつを自分の動作で使っている報告・説明感は気にはなります。
が、五音の複合動詞同士の微妙なバランス感覚もあり、提案句でそれを保つものができなかったので、一旦このままで。

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★★★★★

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「ふり仰ぎ坂上り切る星月夜」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

宙也さん、こんにちは。
御句拝読しました。
ふり仰ぐ、というのは振り返りながら仰ぎ見ることでしょうか。
また、上りきるというのは、動詞+きる、で最後までやり遂げるという意味ですよね?
そうなりますと、複合動詞を二つに分けると、一つの俳句の中に動詞が四つもあることになります。
それがいけないということではなくて、そうすると、いきおい動作の手順や行動の報告の説明文のようになりがちです。
御句、もしまだてっぺんまで行っていないのだとしたら、コメントをうまく活用して、

・振り返りつつ頂へ星月夜

などというのもありかと思いました。

点数: 0

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「ふり仰ぎ坂上り切る星月夜」の批評

回答者 竜虎

句の評価:
★★★★★

宙也様 おはようございます。
お世話になります。
ご丁寧なご返信ありがとうございました。かえって恐縮いたします。
子供は幾つになっても子供、親にとって子供の成長を喜ぶのは当たり前なこと私も思っております。親子の情愛を恥ずかしい事ではないと私は思いますよ。
御句
坂を上っている途中のようなコメントですので。
提案句です。
星月夜坂道をふり仰ぎけり
こんな感じはどうでしょうか?
よろしくお願いいたします。

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