「タップする丸や今宵は満月のやう」の批評
回答者 慈雨
こま爺さま、こんばんは。
拙句「停電の町に~」へのコメントをありがとうございました。助詞の選択、勉強になります!
御句拝読しました。
…が、すみません、感想としてはめいさんとほぼ同じです。
①「タップする丸」
・「スマホでアイコンをタッチする」ということですよね(もし違っていたらかなり誤読を誘ってしまう句だと思います)。
わざわざ婉曲的にする必要があるかどうか…想像の余地というよりクイズみたいになっている印象を受けました。
・「や」で詠嘆されており、ここに句の感動の中心をおいているようなのですが、すみませんちょっとどこに詩、感動があるのかわかりかねました。
「丸」と「満月」が響いている(?)というわけでもないですよね。
②「今宵は満月のやう」
・「どうやら今夜は満月が出るようだ」ということかと思いますが、「のやう」は要らないのでは。
また、季語「満月」が単なる検索結果でしかないため、秋ならではの美しい満月というニュアンスに乏しく、しかもまだ出ていない月なので季語としての力が弱く感じます。「今宵は新月のやう」でも成り立ってしまいますし、秋である必然性もないように思います。
・もしかしたら「『今宵』がまるで『満月』のようである(今宵≒満月)」ということ?とも思いましたが、さすがに意味不明ですし、比喩としての満月が季語にならないことはこま爺様なら百もご承知かと思いますので、違いますよね。
そもそもの鑑賞が違っていたらすみません。。
またよろしくお願いします。
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タップするが何のことか 伝わるか。