「トマト捥ぐ枝葉に強き緑の香」の批評
回答者 なお
竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。これは面白いですね。トマトの句というと、誰もがトマトのことを詠もうとします(当たり前ですが)。
ところが竜子さんは、もいだ後の残った枝葉の匂いに注目して、緑の香との措辞を置いていらっしゃいますね。その結果、読み手の頭の中には、あの青臭い匂いと同時に、トマトの赤、枝葉の緑が鮮やかな対比として浮かび上がってきます。大したものです。
これはこのままいただきます!
なお、先の包丁の句は、私が言うのも変ですが、お気になさらず。
こう言ってはなんですが、「包丁の切れ味をトマトで試す」というのは、例にあがっている類似句だけではなく、他にもたくさんあります。
江戸時代からとは言いませんが(笑)、明治時代くらいからあるのでは?竜子さんは一例をご紹介くださったのですよね。そう思います。有難うございました!
点数: 1
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
前の句は先人の俳句があるとの指摘がありましたので取り下げさせて頂きます。
ご迷惑をお掛けしました。