俳句添削道場(投句と批評)

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空蝉に掴む力の残りけり

作者 豆柴  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

いつもありがとうございます
 木からなかなか採れなくて
脱け殻からも生命を感じます

もうひとつ詠んでいたのが
 空蝉をママに見せるとだだこねて
これは類相的ですよね
よろしくお願いいたします

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「空蝉に掴む力の残りけり」の批評

回答者 みつかづ

再来、失礼いたします。

季重なりや抱え字については、以下のサイトが勉強になるかもしれません。
https://ameblo.jp/seijihys/entry-12498744907.html

林誠司先生のサイトです。
今となって少し古い記事ですが、過去の俳人達の句も載せられていますので
参考になるのではないかと、私は判断いたしました。

ただ、そもそも私自身が句末に「かな」、「けり」の詠嘆を避けて作句する傾向が
あり、抱え字については鑑賞不足ですので申し上げにくいのですが、
貴句の場合、上五で季語「空蝉」を「や」で詠嘆して軽く強調し、句末の「けり」で
「残し」を詠嘆する事で、切れ字の相乗効果を狙ったという事になり、
句の一部分+句の全体で季語「空蝉」の生命力を前面に押し出すのですが、
これが成功しているかどうかの判断は、かなり難しいところではないかと、
ただ、私は成功する類ではないかと判断いたしました次第です。

これは正直、どの位抱え字に成功しているかの判断は私には難しいですので、
皆さんや、複数の俳人にお尋ねするのが良いのではないかと私は思います。

以上です。ご参考までに。

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★★★★★

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「空蝉に掴む力の残りけり」の批評

回答者 ヒッチ俳句

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
勉強させて頂きます。
御句、自然をよく観察されていると思います。
俳句では、とても大切なことですね。
私も、ある先輩から「句が浮かぶまで、じっと対象を見なさい」と教わりました。
空蝉(孵化前)の脚の先は鉤状になっていて、孵化する時に落ちないようにしっかりと木にしがみついています。だから孵化後もなかなか落ちないですね。
まるでまだ生きているかのようです。
そのことを「掴む力の残りけり」と詠まれた。
とてもいい句と思います。
「けり」と言い切ったところも私的には好きです。
「掴む力」を変えてみるのも、色いろ考えられますね。

空蝉に生きる力の残りけり

またよろしくお願いします。

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「空蝉に掴む力の残りけり」の批評

回答者 ヒッチ俳句

句の評価:
★★★★★

豆柴さんこんばんは。
返信ありがとうございました。
うちの犬は、黒の豆柴です。
関係無いですね。(笑)
「八月来」は、「はちがつく」と読みます。「八月来る」の
「る」が省略された形となります。「八月が来た」「八月になった」と言う意味です。
ついでに、「八月尽」(はちがつじん)と言う言いかたもあります、「八月のおわり」と言う意味です。他の月にも使えます。
それでは、また。

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「空蝉に掴む力の残りけり」の批評

回答者 めい

句の評価:
★★★★★

豆柴様。
御句、いいなぁと感じました。
中身のない空っぽの空蝉。
なんだか、認知症になってしまった人の最後の自我のようなものも感じられて、ずしんときます。
これは、私の個人的感想ですが。
空蝉になっても、木にしがみつく本能、
執念を感じる良句だと思います。

点数: 1

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「空蝉に掴む力の残りけり」の批評

回答者 めい

句の評価:
★★★★★

豆柴さま。
コメントありがとうございます😊
菜箸で、大丈夫かなと。まいにち、虫がつかないように、葉のうらに水を吹きかけて、大切に育てました。オクラは、ど根性オクラで、頑張ってくれましたよ。
ありがとうございます😊

点数: 1

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「空蝉に掴む力の残りけり」の批評

回答者 あらちゃん

句の評価:
★★★★★

豆柴様おはようございます。
御句良いと思います。
ただ、客観写生で詠んでみるのもありかと思いました。

空蝉や樹にすがりゐて離れまじ

よろしくお願いいたします。

点数: 1

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「空蝉に掴む力の残りけり」の批評

回答者 みつかづ

句の評価:
★★★★★

こんばんは。初めまして。
俳句添削道場』の嫌われ者、みつかづでございます。

拙句「ミキサーに幾つ入れたかプチトマト」に、コメントありがとうございます。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/26930

プチトマトとミニトマトを間違えました(^_^;)
プチトマトはミニトマトの品種の1つでした。そりゃあ季寄せに載っている訳が無い。
お書きくださった「季語の力を信じて詠む方が良い句ができると考える派」は、
基本的には私も同じです。
ただ、正岡子規は「歳時記にとらわれず、実際の季節を大切にしなさい」と
伝えています。歳時記・季寄せの極一部の季語は、実際の季節と
噛み合っていない語がありますし、歳時記によっては違う季節に分類されている語も
あります。従って「参考資料」ですかね。
https://kohaneko.tokyo/2020/05/445/

さて、貴句、拝読しました。

豆柴さんはお上手ですので、私めが迂闊にコメントしにくいというのは
正直あります。と申しますのは、私がコメント入れていない他者様の句の殆どは
「悪くない」、「良い」のどちらかであると私が思っており、
「それは句意と作者コメントが離れ過ぎている」、「何だコレは?」、
「これは大絶賛」という句にはコメントしておりますので。

貴句は殆ど添削の余地は無いと私は思うのですが、
作者コメントにお書きの「木からなかなか採れなくて」。

コンクリートの壁なら全く添削しようがありませんが、
木だったのなら、季語「空蝉」をもう少し押し出せそうではあります。

貴句で変えてはいけない言葉は季語「空蝉」、「けり」。
これ以外でならば微調整できます。
木だったら残される可能性がありますので、以下「無くはない」程度です。

① 空蝉や樹に爪痕の残しけり
② 空蝉や樹に爪痕の刻みけり
③ 空蝉の樹に爪痕の残しけり
④ 空蝉の樹に爪痕の刻みけり

句意は同じですが、より生命力を押し出してみました。
木よりも樹の方が、より瑞々しいかなと思い、ここは変えてみました。
①と②は切れ字を2つ使う「抱え字」という、荒技に出るタイプです。
元が一物仕立てに近いので、成功する可能性が高いよねという事です。
③と④は無難に行くタイプです。
動詞は「残す」の方が個人的には句意に沿っていると思いますが、
一応「刻む」も考えました。

蝉が一生懸命生きていた事、羽化した事の証は空蝉だけではなく
樹にも確かに残されていた、という含みで「残す」、「刻む」ですから、
空蝉を主語にして作者を受動的な立場にする、という詠み方です。

繰り返しになりますが、この貴句は無理に添削する必要は全く無いと私は思います。
読者に伝えたい作者のメッセージには確実に伝わりますので。

以上です。ご覧いただきありがとうございました。

点数: 1

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添削対象の句『空蝉に掴む力の残りけり』 作者: 豆柴
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