「三年目今年も満開花の雨」の批評
田中田中さま、はじめまして。
いま高校三年生ですか?よろしくお願いします!
さて御句、季語は「花の雨」(桜の咲く頃に降る雨、満開の桜に降る雨)で合っているでしょうか?よく勉強されていますね!
満開の桜に降る雨。映像も見えますし、きっと思い出深い桜なんだろうなと想像も膨らみます。
少し桜の時季は過ぎましたが、佳くできていると思います。
以下、ちょっと気になった点です。
①「三年目」は、コメントが無ければ何の三年目かわからないと思います(中三、社会人三年目、結婚三年目、あるいは桜の木が植えられて三年目とも読めます)。
そもそも自分が高三であるという情報を伝える必要があるか、検討してもいいかもしれません。
(同じく「今年も」が必要な情報かどうかも)
②季語「花の雨」で桜の映像は見えますので「満開」は省略できそうです。
その分、何か高校生らしい具体的な描写が欲しいですね。
③中七が八音(ことしもまんかい)で字余りになっておりリズムが悪いので、できれば解消したいです。
・制服で友とインスタ花の雨
・制服の濡れたる君よ花の雨
・花の雨明日は最後の文化祭
「制服」「文化祭」などでだいたいの人が高校生を連想すると思いました。
いろいろ試してみてください!
添削のお礼として、慈雨さんの俳句の感想を書いてください >>
高校三年目、今年も桜の雨が降る。