「開店待つちいさき母の懐手」の批評
回答者 腹井壮
ハオニーさん、おはようございます。いつも御世話様です。
さすがのハオニーさんも「初売り」の句はハードルが高かったようですね。私も新年の季語でいくつか詠んでみましたが詠もうと思って力めば力む程詠めませんでした。先人の句もイマイチパッとした句も見当たらず。新年早々、私の力不足を思い知らされました。
さて、掲句です。確かに「初売り」を諦めた甲斐があると思います。
また、読者からして作者の「母」であっても不都合はないと思います。また、「ちいさき」も母親の身長を追い越した息子の視線と考えるのが自然と思います。
少々気になったのは「開店待つ」が詰まった感じがする事。どうせ字余りなら助詞を入れて「開店を待つ」では如何でしょうか。それと「ちいさき」が母親の体型や身長ではなく、外側から見えない手の事を指していると思う読者が居そうな事ですね。
参考になれば幸いです。
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仙台初売のとある列に並びながら、初売で一句出来ないかと思案していました
私の後ろに並んでいた親子連れを見たことを思い出しての一句です
季語「初売」を諦めるだけの価値があると気づいたのは、初売から5日経った今です
不安なところは「ちいさき」です
このワンフレーズの是非だけは、未だに答えが出ていません