俳句添削道場(投句と批評)

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節分や給料上げろ桃太郎

作者 ゆきお  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

今日は節分ですね。豆まきの豆は、邪気を払う効能のある桃の代用品として使われるようになったと聞きました。ご指導お願いいたします。
(実は、以前から投稿させていただいている句ですが、私が勤める福祉施設の利用者さんが作った物で、全盲でPC操作が出来ないその方に依頼されて、代理で投稿している次第です。そのため、皆様からいただいたコメントに個別にお礼を申し上げられず申し訳ございません。ぜひ、今後ともこの場を活用させていただければ大変幸いです。)

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「節分や給料上げろ桃太郎」の批評

回答者 なお

ゆきおさん、こんにちは。再訪です。
昨日は、時間のことに加えて、スマホの充電もなくなり、失礼しました。

続きです。結局一晩考えましたが、どうしても、節分と鬼、鬼と桃太郎はつながるのですが、節分と桃太郎がつながらないことと、桃太郎と給料アップ要求が結びつかないのです。
固いことを言う人だとお思いになるかもしれませんが、誰かが桃太郎に対して給料を上げろと言っているとしても、桃太郎が誰かに給料を上げろと言っているとしても、その理由がつかめないのです。節分は鬼が忙しいからでしょうか?

もしかして、桃太郎は、鬼ヶ島から凱旋した後は、鬼たちの親分(雇い主)みたいな立場になっていたのでしょうか?
それなら話はわかります。私の無知をお詫びします。

そうだとして、話を進めますね。

・節分や鬼は全員フル出動
・節分や賃上げの声あげる鬼
・節分や安給料を嘆く鬼

私個人の考え方としてですが、桃太郎は入れなくても、給料アップを願う主体の「鬼」を入れないと句意がわからないのではと思いました。

ゆきおさん、本句はハンデのある方が、それを乗り越えて一生懸命にお詠みになった句だろうと思いますので、いくら添削道場とはいえ、上記のことをダイレクトにお伝えになると思わぬ動揺を与えてしまうことを危惧します。
お願いですが、ゆきおさんなら気心が知れていらっしゃると思いますので、どうかうまく、かいつまんで柔らかくお伝えいただけますでしょうか。
よろしくお願いします。

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「節分や給料上げろ桃太郎」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

ゆきおさん、こんにちは。
御句拝読しました。ご投句の背景は理解しました。
また、個々のお礼云々の件ですが、先日、他の方に個々のお礼の仕方をアドバイスした者としてひと言お伝えします。
あの時は、その投稿者さんがやり方がわからず困っていらっしゃると思ってのことでしたので、別に強制でもなんでもないことはご理解ください。
もちろん、コメントをしたほうとしては、作者にどう受け取ってもらえたかは気になるところではあります。ただ、無理にではありません(管理人でもないのに偉そうにすみません)。

さて御句についてです。ちょっと意味がつかみにくいですが、下五の桃太郎は、節分から鬼退治の連想でしょうか?
原句ですと、桃太郎に対して給料を上げろ!と言っていますね、きび団子だけでは不足ということでしょうか(笑)?
または、これは桃太郎のセリフ?「給料上げろ!」by桃太郎、みたいな?

前者だとして、俳句の場合、感情をストレートに言ってしまわないほうが、読み手の想像に広がりが出て効果的だと言われています。

ごめんなさい、長々と書いていたら時間がなくなりました。提案句は、また、あらためて、よろしくお願いします。

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「節分や給料上げろ桃太郎」の批評

回答者 こま爺

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★★★★★

こんばんは。

主客転倒のようです。桃太郎に給料アップせよと要求しているように読んでしまいます。桃太郎が鬼に給料アップ、賃上げせよと言っているわけですね。

給料アップより賃上げの方がリズムが良いのでは。
”節分や賃上げせよと桃太郎

よろしく。

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「節分や給料上げろ桃太郎」の批評

回答者 めでかや

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★★★★★

ゆきお様
投稿の背景は理解いたしました。
実は私の父も緑内障のために10年近く前から全盲なのです。
そして、その唯一の趣味が俳句です。
ですから、この句を詠まれた方のお気持ちもよく分かるつもりです。

季語についても歳時記が読めないので昔の記憶を思い出しています。
そして新たな景色の情報も入ってきません。
過去に見た光景を思い出して詠んでいるのです。
地元地方紙に投稿もしているのですが近所に住む俳句仲間に
代筆を頼んでいるのです。

さて、御句へのコメントをさせていただきます。
節分の鬼から桃太郎へと発想を飛ばしたのですね。
句の意は、鬼が桃太郎に対して賃上げ要求をしているのですね。
今の社会情勢と合っているように思います。

鬼と桃太郎は労使の関係であり、敵味方ではないという設定。
しかし結果として『春闘』の色が強くなり季語である節分が弱くなっって
川柳のような感じが強くなってしまっていると思います。

この句を詠まれた方がどのような方なのか分からないので、このまま伝える
事が良いのか悪いのか分かりませんが、ゆきお様からうまくコメントの内容を
伝えて頂けたらと思います。
そしてその方の感想も書いていただけたら嬉しく思います。

また、遠慮なく投稿してくださいね。
私もゆきお様の投稿にはできるだけコメントを返すようにしたいと思います。
では、今後ともよろしくお願いいたします。

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