「無情にも降りる雪粒舞う結晶」の批評
回答者 なお
星勲さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。能登半島地震の被災地の様子をお詠みですね。お気持ちお察しします。
お気持ちは寄り添ったうえで、俳句としてみていきます。
すでにあらちゃんさんがいいご指摘をなさっています。「無情」と「結晶」の件に加えて、提案句でさりげなく「被災地」という措辞を加えて現実感を出しています。御句では、これがポイントだと思います。
このままでは他の方のコメントをなぞっただけになりますので、私からも一つ。
「降りる雪」という措辞がありますが、「雪が降(お)りる」と言うでしょうか?普通は「雪が降(ふ)る」ではないかと思いました。
俳句では、雪は降るものだからと、明白な動詞は省略されることもあります。
・半壊の大屋根に雪ずんずんと
・被災地へ追い打ちのごと雪しまき
能登は豪雪地帯ですから雪は当分続くと思いますが、せめて一刻も早く皆さんが寒さを凌げるようになりますことをお祈りします。
点数: 2
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(むじょうにも おりるゆきつぶ まうけっしょう)何もこんな被害残る時期に雪降らなくてもいいものだか、雪は無情に降りつもる。