「かの友とかの店へ行く寒昴」の批評
回答者 ゲタ501
気まぐれ亭さん、初めまして、こんにちは。
ゲタ501と申します。
添削道場へは先週末から参加させてもらっています。
よろしくお願いいたします。
拙句「つややかに机を舐める卵酒」にコメントいただき、ありがとうございます。
あの句は舐めるを文語にした方が句意が伝わりやすいなと思っています。
それはさておき、御句を拝読しました。
寒昴のように輝いている友であり店であり思い出であるという、いい句と思います。
ただいくつか気になる箇所がありました。
まず「かの」を2箇所用いられたことで、句の輪郭がぼやけてしまったように感じられました。
解説を読めばなるほどそうかと思えるのですが、どのような友かどのような店か、飲みに行くのか食べに行くのか買い物かといった具体がないことで、季語の斡旋が緩くなっているかなと。
また、竜子さんが触れていますように、「行く」はなくても「店へ」だけで、読者は「店に行く」のだなと想像できそうです。
そして、友と飲みに・食べに行く、酌み交わす・食事をする句は、とりわけ飲みは冬にとても多いであろう点が、類想の意味で一番気になるところでした。
それでは失礼いたします。
点数: 2
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いつもの友人らとなじみの店に行く昔から変わらない輝き