蝉しぐれ器具降り注ぐ検査室
作者 やす 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
最新の添削
添削一覧 点数の高い順に並んでいます。
「蝉しぐれ器具降り注ぐ検査室」の批評
回答者 なお
やすさん、こんにちは。
御句拝読しました。これは、蝉しぐれ、で一旦切り、「器具降り注ぐ検査室」は一気に読むということでしょうか?
その場合は降り注ぐのは、検査のための色々な器具ということになりますね。たくさんぶら下がっているのでしょう。それを「降り注ぐ」とお詠みであると。
私は、降り注いでくるのが検査器具だけというとなんだか重苦しく逃げ出したくなるので(笑)、少し和らげたいと思いました。そのために、
・蝉の声降り注ぐ器具検査室
これですと、降り注ぐのは蝉の声でもあり、また、器具に降り注ぐ、という解釈も出来て面白いかなと思いました。
しかし、本来の句意を損ねてしまっては良くないので、その場合はご容赦ください。
点数: 3
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「蝉しぐれ器具降り注ぐ検査室」の批評
回答者 こま爺
おはようございます。
早速ですが、御句でのポイントは①取り合わせ、②比喩、③擬人化だと思います。
中七の機器降り注ぐは、俳句以前に言葉使いそのものにやや無理強いした感が強いです。機器の降り注ぐが比喩と理解しますが、どのような情景か想像するのは難しいです。
擬人化して「機器がざわつく」というような表現もあります。取り合わせの季語の騒々しい感じにも合うようです。
ということで、次の句を提案します。
”蝉時雨機器のざわつく検査室
俳句の基本について必要なら最初に挙げた三点について整理されるのも一考で、ネットで一度検索してみて下さい。
お役に立てたのであれば幸いです。
点数: 1
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「蝉しぐれ器具降り注ぐ検査室」の批評
回答者 めいしゅうの妻
やすさんへ
おはようございます。いつも有難うございます。
御句、お気持ちよく分かります。病院の精密検査室、横になって上を見た時
確かに、色んな検査器具が目に入ります。それに照明も。そして静かで不気味です。だれでも不安になりますよね。そんなお気持ちでしょうか?
そんな時に、外でジージージーと蝉に鳴かれると余計に不安に感じられたのでしようか。お気持ちのよく表れたいい句だと私は思いました。
よろしくお願いします。
点数: 1
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病院の検査室でベットに横になっていると、上からいろんな器具がぶら下がっていました。外には降り注ぐように蝉が鳴いている、という句意です。