俳句添削道場(投句と批評)

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かなかなや父と歩きし盆の坂

作者 もんこ  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

山を過ごし登ったところにお墓があります。
お盆のころは、蝉が鳴いている中を汗をかきながら一歩一歩歩いて行きました。
去年のお盆も父と一緒でした。

季重なりを解消しようとあれこれ悩んでましたが、どうすればよいものか?
それと季語を蝉しぐれにするか、迷いましたが、蝉しぐれだと少し騒がしいような気がして。。
宜しくお願い致します。

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「かなかなや父と歩きし盆の坂」の批評

回答者 なおじい

もんなさん、こんにちは。
御句拝読しました。さだまさしさんの歌が流れてきそうな気がします。情趣がありますね。

しかし、盛り込みたくなる要素が多くて、それを季重なりさせずにまとめるのは難しそうです。
父、それも亡くなっている、新盆、坂道、汗、墓参り、蝉の声あるいはかなかな… ご存知のように、お父さんと坂道以外はみんな季語ですものね。

めいしゅうさんがいいことをおっしゃっています。「過去ではなく今のもんなさんをお詠みになったほうがいい」。私も賛成です。昔の思い出を読む形になるより、昔を思い出している今を詠むほうが俳句としては相応しいと思います。

そこで、ちょっと形が変わってしまうのですが、次のような二つが出来ました。

・父の顔浮かぶ急坂蝉の声
・蜩や水桶を手に登る坂

一句目は、盆や墓参りが入れられませんでした。二句目は匂わせはしましたがはっきりとは…。

7月、8月は故人を偲ぶ季節ですね。俳句に詠んで差し上げればお父様もお喜びでしょう。

句の評価:
★★★★★

点数: 2

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「かなかなや父と歩きし盆の坂」の批評

回答者 めいしゅうの妻

句の評価:
★★★★★

もんなさんへ
おはようございます。いつも有難うございます。
御句については、厳しくしてくださいとのことでしたので
私なんかでお役に立つかどうか分かりませんがよろしくお願いします。
①父と歩きし・・過去ではなく今のもんなさんをお詠みになったほうが良い。
②かなかなよりもひぐらしの方が合いそう。
季語盆を諦めれば季語重なりを避けれると思います。
父とともに日暮らしの鳴く坂の墓
上5父とともにしたいのですが字余りするので
父ともに日暮らしの鳴く坂の墓
また、下5は坂の墓とするか、墓の坂とするか、または墓苑かなとするか。
もし良ければ参考にしてください。
よろしくお願いします。

点数: 1

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「かなかなや父と歩きし盆の坂」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

うーん「かなかな」「蝉しぐれ」を明確に季語として使って、「盆」も言いたい、という季重なりは難しいですねえ・・
実景かもしれませんが、やはり複数の季語、それも季節感の強い季語が複数入る句は、やはり意図を汲み取りにくく散漫に感じます。
(全くお勧めはしませんが、いつでも存在するようなモノの季語は上手く入れれば季重なりを成立しやすいですのですが)

欲張らずに「かなかな(蝉しぐれ)」と「父(+坂?)」で一句、「盆」と「父(+坂?)」で一句、の方が良さそうに思います。

あとは「歩きし」の過去形の是非です。
表現したいものは過去形で大丈夫ですか?お父様がお亡くなりになってしまった、という印象を句から受けるのですが・・

・かなかなや父と歩きし山の道
・墓参り父と並んで登る坂 (「墓参り」で季語です)

点数: 1

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「かなかなや父と歩きし盆の坂」の批評

回答者 佐渡

句の評価:
★★★★★

もんなさん!おはようございます。
いつもお世話になっております。
御句
墓の坂でも良いと思いますが?
かなかなは秋の季語で明け方と夕方にイメージがあります。
コメントでは汗をかいてとありますから、蝉しぐれで良い感じがします。
盆は秋の季語ですが、夏の暑い時期に父上と墓詣りに行ったでもいいのかなぁ?
・かなかなや父と登りし墓の坂(夕方のイメージ)
・蝉しぐれ父と歩くきし墓の坂(昼間暑い時のイメージ)
上手くありませんがよろしくお願いいたします。

点数: 0

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