「退院を待つ三輪車月煌々」の批評
回答者 ハオニー
真意を理解するのも、どう指南するか考えるのも難しい句ですね
これは決して竹内様の実力不足などではなく、私自身の手応えのある解釈が他の想像を邪魔をしているからです
むしろ、こういう僅かなところを考えるのは好きな方です
その手応えある解釈を...
屋外に置かれた三輪車と、月を対比しているように見えます
主の帰りを待つ三輪車はきっと、わずかな錆びやら泥やらがついているのでしょう
それに対して、月はこんなにも綺麗だと描いているように私は見えました
こういう解釈をされてしまうと、持ち主ないがしろになってしまいます
竹内様は、間違いなくお子様を思って詠まれたのです
ならば、月煌々をそのまま上五に持ってきます
月煌々退院を待つ三輪車
こちらの方が、快復を期待できる表現だと考えました
竹内様が悩んだところ工夫したところ、割と当たっています
下手な人は工夫したところから滑るものですが、それがあまり見られないのは推敲が足りているからか、見分けがついているからか、実力がついてきているからです
今の私を抜くまで、そう時間はかからないでしょう
点数: 2
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下五悩みましたが…きらきらと月が輝いて三輪車を照らしてくれている様子を表現したくて、「月煌々」にしてみました。