「美人画の団扇微かに揺れにけり」の批評
回答者 なおじい
こま爺さん、こんにちは。
御句拝読しました。
絵に描かれたものや写真では季語としての力は弱いとか、そもそも認められないとか聞いたことがあります(不確かですみません)。
それからすると御句はどうなのかというところですが、私は面白いと思いました。
私はこの美人画は、額縁に入っていて壁にガチっと固定されているようなものではなく、掛け軸のようなものか、あるいは壁掛けカレンダーくらいのものかと思いました。
その絵が、吹いてきた風にふっとそよいだのです。その時に作者は、まるで絵の中の美人が、持っている団扇で作者をあおいでくれたような気がしたのです。
いや、美人は自分をあおいだだけかもしれない。いずれにしても作者はその時に、言いようのない清涼感を覚えたのです。
私は、こういう季語の扱いもあっていいと思いました。このままいただきます。
点数: 1
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絵の中の団扇は動く訳はないですが、敢えてゆれると詠んでも良いかとご指導ください。