「着信の谺となりぬ紅葉谷」の批評
回答者 加良太知
げばげばさん、今日は。
神野先生、厳しいですよね……
この句の論争点といえば、やはり中七にあると思います。「着信の谺」、特に「谺」という言葉が抽象的で凡人的で、俳句で使う時には要注意です。私もこの単語のせいでボツになった嫌な思い出がありますから……
さて、添削については私もイサクさんとほぼ同意見で、例えば:
紅葉渓木霊のやうな着信音
着信の鈴の音○○○紅葉渓
など、ふと鳴った「着信音」の澄んだ特徴を重点的に描くほうがいいと思います。また、夏の青葉谷とは違って、晩秋の紅葉はもっと霊的で神秘的な表現(鈴の音とか)に相応しいと思われますので、宜しければ幽邃な雰囲気を醸し出す方法をお考えください。
今年最後の「年の暮」はお互いに頑張りましょう。
点数: 1
添削のお礼として、加良太知さんの俳句の感想を書いてください >>
某所ボツ句。
谷が紅葉谷である説得力が足りないかなあ。青葉谷でもいいし動く。
みなさんご意見をよろしくお願いします。