「冬浅し汽車ゆつくりと駅を発つ」の批評
回答者 なお
長谷機械児さん、こんにちは。
御句拝読しました。これはいい。良い意味で、なんだか読んでいてホッとする句です。好きな句です。
長谷さんですと、「ゆっくりと」の部分が「のろのろと」とか逆に「唐突に」とかの措辞で、どこかしら、いい意味での違和感を醸し出すのが作風だと思います(注:この「違和感」はネガティブな意味ではなく、個性に近いです。褒めてます)。
掲句は、その視点からすると、違和感がないです。
スーッと入ってきます。
点数: 1
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記念日俳句、11/19は「鉄道電化の日」。
今どき電化は当たり前だろう、ということで、逆に電化していない鉄道の句を。
今の職場の近所を走っている、JR四国の高徳線というのが現在も全線非電化の路線。
通勤時にたまにこの路線の踏切に止められることがあり、近くの駅に停まっている列車が見える。この列車が踏切を通過するまで待たされているのだが、通勤通学客の乗降が済んでいざ発車…なかなか悠長な初速であります(気動車というのがそういうものなのか、この駅がスピードの出せない構造なのかは、私は知らないけれども)。
※俳句ポスト「立冬」締切日。やっとこさ投句。候補の句は半月前から10句ほどあって、以降特に増やしてはいなかったのだけれども、投句する句を決められないままずるずる来た感じ。この手の時候季語について、類想とか距離感とか…考えてはみても、なんとも手応えがない。