俳句添削道場(投句と批評)

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盆の月庭の段菊揺れにけり

作者 鈴屋いるか  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

今週は基本四型で写生句/取り合わせを練習しています
句意は「お盆の月夜にふと見ると庭の段菊が揺れている」(そのまま)です
ちなみに、段菊の花言葉は「忘れ得ぬ想い」となっています

なお、本句は先日の「ロードバイク駆けにけり」のコメントを受けての再挑戦俳句です
当句にいただいた「間接/客観」「改めて気付いた」等のコメントを受けて人物ではなく風景に取り合わせてみました
「盆」と「花」だと少し近そうなので「盆花」としてではなく「庭の段菊」にしています
とはいえ20週俳句入門に書かれているほど本句における二物の衝撃は重くないですね、、、

なお、前句の「夜霧」句のコメントありがとうございました
まだまだ未熟者ですが俳句もどきから俳句っぽいモノ程度には作句できるようになったのではと感じています
これもひとえに本道場の皆様のおかげです
これからもよろしくお願いします

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「盆の月庭の段菊揺れにけり」の批評

回答者 幸福来々

こんにちは。
『そりゃあんたはよかろうもん』句のコメントありがとうございます!

さて、本句ですが、映像としては、静かでしっとりとした雰囲気ある感じですね。
守られ続けてる家の庭なんだろうなーと想像しました。
あと、『段菊』で九州なのはわかりますねw

取り合わせとしては、近いかなーという印象です。
『盆』と『菊』、調べた『段菊』花言葉が「忘れえぬ思い」という意味の重複を感じたからかもしれません。

『盆の月』という季語で、脈々と続いてきた家系というものに対する感謝などは感じ取ることができるので、家系の特色がでる別のものと取合わせた方が独創性がでるかもしれません。

例えば、「そろばん」と取り合わせると、商人の家系なのかな?とか
「漁師網の手入れ」と取り合わせると、ずっとやってんだろうなーとか
「溶接の火花」と取り合わせると、工場やってんのか!とか
一代で終わらないようなものは相性いいかもしれないですね。

あれを『段菊』というのかと初めて知りました。
これは九州を表現したいときには私も使いたいなと思いました。
ご教示ありがとうございます。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「盆の月庭の段菊揺れにけり」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

おお段菊は季語になっていないのですね。季節性があって和名のある花で季語になっていないのは珍しい気がします。覚えとこ・・・( ..)φメモメモ

とはいえ、形はいいのですが、映像としての主軸が「盆月」「段菊」のふたつに分かれてブレてしまっているのではないかと思います。
理由の一つとして、コメントの通り「お盆の月夜にふと見ると庭の段菊が揺れている」と説明できてしまうように、季語「盆の月」が取り合わせではなく「風景」になってしまっていること、ではないかと思います。

二物衝撃、というのであれば、季語を選ぶ際に因果関係なく「ぶつける」ことを意識してもよいのではないでしょうか。

・終戦日庭の段菊揺れにけり
・きりぎりす庭の段菊揺れにけり

点数: 1

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「盆の月庭の段菊揺れにけり」の批評

回答者 つちや郷里

句の評価:
★★★★★

鈴屋いるかさんこんにちは。
夜学の句へのコメント、添削ありがとうございました。

御句
良い句だと思います。
自分の目で見た光景を素直に俳句にするのはとても大事ですし、個人的にこういう句が詠んでみたいです。

イサクさんのおっしゃられたように、盆の月が背景になっており、御句を読んだあと印象に残ったのは段菊の方でした。
季語を主役に立てるという見地から考えたときに、それは損だと思います。

イサクさんのご提案句のきりぎりすは良いですね。
・「ぎす鳴いて段菊揺れる小庭かな」
・「ぎす鳴けば段菊揺るゝ小庭かな」
なんてのはどうでしょう。

またよろしくお願いします。

点数: 1

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「盆の月庭の段菊揺れにけり」の批評

回答者 ドキ子

句の評価:
★★★★★

紅葉の句の添削ありがとうございます。
今は苦しい時もありますが、型をマスターして自由に作句できるようになりたいと思っています。
上手く詠めた時は素直に嬉しいです。
とても励みになります。

御句の感想です。
「段菊」を調べました。菊に似た青色の花で、枝に段々に咲くから段菊と呼ばれるのですね。勉強になります。
風流な良い句だと思います。景が想像できます。

点数: 0

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