「鈍色のただ降り続く秋時雨」の批評
回答者 なお
鷹司晶子さん、こんにちは。
御句拝読しました。「そのままの句」とのことですが、ちょっと違和感があります。
というのは、季語の「秋時雨」とは、秋の時雨のことですが、時雨とは、読んで字のごとく、短時間の雨のことです。要するに、にわか雨のことです。
それを、「ただ降り続く」とお詠みになるのは、ちょっと…。
仮に「秋時雨」でなく「秋の長雨」だとしても、それを「ただ降り続く」と言ったら、今度はまさにそのまま過ぎますし…。
ですので、「〜し続ける」という時間経過をお詠みになるより、「今どうなのか」を描写したほうがいいと思いますよ。
・鈍色の風の運ぶや秋時雨
点数: 1
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そのままの句です。