好き嫌ひ云つてられない甘藷の庭
作者 長谷機械児 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
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「好き嫌ひ云つてられない甘藷の庭」の批評
回答者 イサク
こんにちは。
私も昭和後期生まれですがドラえもん・サザエさんを筆頭に当時多かった戦争体験を語る物語により、戦時中の光景は映像として想像できます。
この句が戦時中の光景だとすると、この句はつきすぎていて、当時の状況の説明になってしまっているかと。
この句が戦時中ではないとすると?とすると「庭」がどうしても違和感がつきまといますね。
戦時中ではなく、今好き嫌いの言い訳をする伯父さん、の方が俳諧には寄せられそうです。
・甘藷を嫌いで伯父は六十で
点数: 2
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「好き嫌ひ云つてられない甘藷の庭」の批評
回答者 大
拙句へのコメントありがとうございました♫ 取り合せに関しての的確なご指摘、全くその通りと思いました(*^^*) 参考にさせて頂き、推敲したいと思います。
御句に関しましては、個人的には甘藷は美味しいものという印象しかないので、正直あまりピンと来てはいないですね。戦時中の話しであれば、それが分かるワードが入っていれば良かったのかなぁと思います。
今後ともよろしくお願いします。
点数: 2
「好き嫌ひ云つてられない甘藷の庭」の批評
回答者 鈴屋いるか
長谷機械児さん、いつも的確なコメントありがとうございます
二物の因果/距離感、ここはコメントにもある通り次の課題としてチャレンジしていきたいと思います!
#近からず遠からず、ほんとに難しく感じております、、
本句につきましてはまさに取り合わせされた句だな、と思いました
「云ってられない」が一見説明調のようにも見えますが直接季語を説明するわけでもなく
そこに含まれた情緒/想いに響いていると感じられました
ただ、私自体昭和後半の生まれでコメントを見てやっと理解できましたので、句単体で響くかどうかは選者の年齢によりそうですね
今後ともよろしくお願いいたします
点数: 1
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記念日俳句、10/16は「世界食料デー」。飢餓や食糧問題を考える日。
以前、伯父から聞いた昔語りから。
戦中戦後には家の敷地のあらゆるところ、畑に限らず、庭も玄関先も、植えられるところには植えられるだけ、サツマイモとカボチャを植えていたのだと。そして、毎日毎日、食事と言えばイモかカボチャ。これで飢え死にはせずに済んだ。けれども、そのためにすっかりイモとカボチャは嫌いになったというおまけ付き(というか、伯父がこの昔語りで言いたかった結論・本題が「儂はイモとカボチャは好かん」なのでした)。
…といっても、これは「世界食料デー」だから思い出した、というわけではなく、今月下旬に投句予定の角川の題詠「甘」の一環で、「甘藷」のイメージも手繰っていたところだったのでしたが。まあ、現代的な景の句ではないから、この句自体は自選没でよいかな、と。