秋天や吹奏楽部のトロンボーン
作者 鈴屋いるか 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。
「秋天や吹奏楽部のトロンボーン」の批評
回答者 イサク
こんばんは。
一の型ですね。
季語は後で考えるとして、まずは十二音の方から。
「吹奏楽部」と「トロンボーン」の意味が近すぎて、もったいないような。
コメントと句からは「トロンボーンの音」に注目したい、と作者の意図を読み取ります。ならば「吹奏楽部」という説明に近い言葉で補完するよりは、トロンボーンの音の聞こえてくる状況を描写したいと思います。
「校舎震わすトロンボーン」ぐらいでどうかな?
・秋天や校舎震わすトロンボーン
季語「秋天」の力があって、屋外で吹いていることはわかると思います。
もし推敲でどうしても「屋上」という単語を入れたい、となるならば、「秋天」では近い季語になってくるので、変更です。
そうすると、俳句十七音では「校舎」「学校」を入れるのが難しくなります。
・秋風やトロンボーンの屋上より
・秋麗やトロンボーンの屋上より
なお、「トロンボーン」は、上五下五に置いても字余りの気になりにくい六音だと思います。「イ」「ン」「ー」などが多い六音単語は気になりにくいですね。
点数: 2
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「秋天や吹奏楽部のトロンボーン」の批評
回答者 ドキ子
運動会の句の添削ありがとうございます。
「飛び入り」があれば「参加」は省けますね。
添削句の「ゴボウ抜き」はまさに体験した通りで、コメント欄に書いておきながら気づきませんでした(汗)
勉強になります。
御句の感想を…。トロンボーンは何となく知っていましたが、調べました。「大きいトランペット」という意味ですね。
音も実際に聴いてみました。成人男性の声域に近い音で、別称は「神の楽器」とされているそうですね。
学校から聴こえてくるトロンボーンのハーモニーの美しさが想像できます。季語の「秋天」とも上手く合っているように感じました。
私の方がいるかさんに感謝しています。元々のんびりと言いますか、暢気な性分なので、深く考えずに俳句生活を送っていました。
あなたが道場にいらしてくれて、階段を一段上れたと思っています。俳句の本も手に入れました。上達するのには、だいぶ時を要すると思いますが、精進します。
よろしくお願いします。
点数: 0
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近くの学校の屋上で吹奏楽部が練習をしている
トロンボーンの力強い音が澄み渡った空に響いている
中八下六、「吹奏楽部」といい楽器名と言い中々収まらず
また、肝心の詩想も類想中の類想
トレーニングとはいえ一つの型に縛ると未熟さもありままならぬものです