「焼きつける夏の思い出夕焼けと」の批評
こんにちは。
はじめまして、杉本さん。
今回の句は学校に提出する句ということなので、できればそのまま出して先生から評価をいただくのもいいのかなと思いますが、それとは別にして。
句について気になるところをいくつか。
・焼き付ける、という言葉が「目に焼き付ける」という意味で読み手に届きにくいかもしれません。暑くて暑くて焼き付けるような夏の思い出とかがあったのかなあと思って読みましたが、目に焼き付けるという意味だったのですね。ちなみに俳句
は詠み手の目に焼き付けられた景色光景を17音であらわして、読んでる人に同じような光景を再現化させられるといいなあというものなので、「焼き付ける」と言わなくても、「詠み手の目に焼き付いてるんだなあ」とわかってくれます。
・次に、「夏」「夕焼け」これがどちらも季語
になるので、どちからに焦点をしぼりたいですね、景色が見えるのは夕焼けなので、これを残しておきましょ。
・最後に中七。「夏の思い出」これがどんな思い出なのかを具体的に具体的に詠むと、とても読んでる人がじんわりする句になります。
たとえば、その夕焼けはひとり部活の試合に負けたときに見ているのか、友人の告白が失敗したときにいっしょに見たのか、入院してる母の病院見舞いの帰りに見たのか、文化祭の準備の帰りに見たのか、いろんな場面があると思います。そういう具体的な光景と季語「夕焼け」を掛け合わせると、読んでる人に届くのではないかと思います。
まずは、
夕焼や〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
みたいな感じで、中七下五に、実際の光景の中で印象に残るシーンやモノを描いてみるといいと思います。
夕焼や部活帰りのたこ焼き屋
これはげばが部活帰り行ってたので、勝手に作りましたが。たとえばこういう感じで、「部活」った言葉で、状況は詠み手の人物像が出てきて、最後にたこ焼き屋とモノや場所や匂いなども出てきて。いつもそこに集まってるみんなでしゃべってるのかもしれないし、今日はみんなと来ず一人で来て夕焼け見てるのかもしれないし、具体的なことを詠むと、そこに書いてないことを読んでる人が想像しちゃうのです、そうすると成功です。
このたこ焼き句はもちろん使わずに、杉本さん自身の何かを入れこんでみるといいかもしれません。
もちろん、最初にも言いましたが、今の「焼き付ける」のまま提出するのもありですよ!また俳句に興味持ったら、ここに課題関係なく訪れてくださーい!
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夕焼けを見て、しみじみとした気持ちとなり、夏の思い出と共に夕焼けを目に焼き付けている様子を表現しています。中学校に提出するものなのですが、大丈夫でしょうか?工夫した方がいい所や変えた方がいい所を教えてください💦