俳句添削道場(投句と批評)

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ソーダ水ストローふたつそっぽ向き

作者 葉月庵郁斗  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

曲がるストローが二つお互いの口の方に
向いている様を詠みました。
ご指導よろしくお願いします。

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「ソーダ水ストローふたつそっぽ向き」の批評

回答者 卓鐘

一物仕立てと取り合わせは、イサクさんのおっしゃるようすべて二分できるものではないですね。

でこの句は、ソーダ水の夏の季語としての本意を詠み込んたとは言い難いので、近くの光景を描いたものですね。取り合わせにも、二物衝撃といわれる全然関係ないものをあわせて詩を産む手法と、この句のように周囲の風景や状況を取り合わせるものがありどちらに優劣があるわけではありません。それを一物と呼ぶか、取り合わせととるかどっちでもいいのですが、あとは句の良し悪し。

映像はきちんときりとれていますが、季語が力をもっているかというと、ぶっちゃけ、アイスコーヒーでも成立するものなので季語が動くというところでしょうか。

ストローがメインで、それだけというかんじ。だったら別にパワーのある季語持ってきたほうが句の奥行きはでます。

ただ、それでは本人の詠みたかったこととはちがうでしょうからなんとも。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「ソーダ水ストローふたつそっぽ向き」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。取り合わせという意味では、季語と関係のない12音で詠みたいので、ソーダ水では近すぎることになりますね。
たとえば、
そっぽ向くストローふたつ金魚玉
そっぽ向くストローふたつ藍浴衣
そっぽ向くストローふたつ砂日傘

みたいな感じでももう少しストローとは離して季語を斡旋しておきたいですね。
また、そっぽ向くストロー、の時点で、「ふたつ」を省くことができるかもという選択も推敲の中にはあります。

点数: 1

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「ソーダ水ストローふたつそっぽ向き」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。再訪です!

こちらこそ言葉足らずでした!
そうですね、こういう思いで詠んでたと言ってくださって、なるほどー、と思えたので、こういう風に言ってくださると助かります。

今回だと、ソーダ水の『ストロー』をメインに焦点を絞った句で、ストローが右と左にそっぽ向いているということが中心になる句。つまり、季語がソーダ水でもアイスティでもレモン水でもサイダーでも、ストローを中心にした句なのであれば問題なくなるのでは?ソーダ水じゃなくストローの句?と思ったのです。それなら、ストローがそっぽ向いている時点で何かしらのドリンクにささっていることは詠み手の想像の範疇になるかなあと。そこで、別の季語と取り合わせるというのはどう?という提案でした。

藍浴衣の女性との二人のストローなのか、砂日傘のある場所の二人のストローなのか、季語の力で、書いてないことにまで想像が広がるのではないか?ということです。
もし、ソーダ水を一物でといこうということであれば、そのソーダ水の緑や泡や透き通る感じやいろいろを観察して詠むことを主眼にすることになり、そこにささったストローを中心に置くと、ソーダ水とストローとの取り合わせという風に私は捉えてしまったという意見でした!

そうかー?僕はそう思わないぜー!とかぜひばんばん言ってくださいね<(_ _)>私の言ってることなんて、何割が正しいかも分かりません。このあと、他のみなさんから、違うぞ、これは一物として成立してるぞ!と訂正が入るかもしれませんし(^▽^)/
ただ意見を言うからには適当なことは言わないようにしようとは思っています。みなさんがずっとそうしてくださったので(*'▽')他の方の意見も参考にしてください!

点数: 1

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「ソーダ水ストローふたつそっぽ向き」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

先のげばげば様とのやりとりを受けて。
一物と二物の境界は結構曖昧で、一物っぽい二物、二物っぽい一物、などもありますので難しいところですが、そもそも、純粋な一物というのはとても難易度が高いと思っています。
単なる季語の説明になるか、季語以外の別の要素がたいてい入りますので。

さて御句、げばげば様のおっしゃる通り「ソーダ水」+「ストローの向き」の句だと思います。
たとえば語順を変えたり、切れのあるなしなどで、一物寄りにはなります。

・ストローのふたつささってソーダ水

ちなみに「ソーダ水泡がはじけて透明で」とかやってしまうと、一物を通り越して季語の説明ですね。

点数: 1

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「ソーダ水ストローふたつそっぽ向き」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

郁爺さん、こんにちは。
御句拝読しました。これは光景がすぐに浮かんで、わかりやすい句ですね。飲んでいる二人は仲良しなのでしょうけど、ストローはたしかにそっぽを向いているように見えますね。

私は初読で面白い、このままでいいのではと思ったくらいなので、げばさんがまた何か取り合わせとか言ってるなと思って、いや、これは一物でいいでしょうと思いましたよ。

しかしげばさんの、二つ目の提案句

「そっぽ向くストロー二つ藍浴衣」

これはいいですねー。
こうなると、ソーダ水より光景が遥かに広がります。
私は郁爺さんとげばさんのやりとりは読んでいませんが、この提案句に一票入れたいです。

点数: 1

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添削対象の句『ソーダ水ストローふたつそっぽ向き』 作者: 葉月庵郁斗
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