「ソーダ水ストローふたつそっぽ向き」の批評
回答者 卓鐘
一物仕立てと取り合わせは、イサクさんのおっしゃるようすべて二分できるものではないですね。
でこの句は、ソーダ水の夏の季語としての本意を詠み込んたとは言い難いので、近くの光景を描いたものですね。取り合わせにも、二物衝撃といわれる全然関係ないものをあわせて詩を産む手法と、この句のように周囲の風景や状況を取り合わせるものがありどちらに優劣があるわけではありません。それを一物と呼ぶか、取り合わせととるかどっちでもいいのですが、あとは句の良し悪し。
映像はきちんときりとれていますが、季語が力をもっているかというと、ぶっちゃけ、アイスコーヒーでも成立するものなので季語が動くというところでしょうか。
ストローがメインで、それだけというかんじ。だったら別にパワーのある季語持ってきたほうが句の奥行きはでます。
ただ、それでは本人の詠みたかったこととはちがうでしょうからなんとも。
点数: 1
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曲がるストローが二つお互いの口の方に
向いている様を詠みました。
ご指導よろしくお願いします。