俳句添削道場(投句と批評)

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坂道を自転車押して若葉かな

作者 ちゃあき  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

自宅が坂上にあるので、若い頃は自転車を押すことなどなかったのですが、今はちょっと難しいです。デリケートな「かな」ですが、今回はどうでしょうか? ごいけんよろしくお願いします。

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「坂道を自転車押して若葉かな」の批評

回答者 卓鐘

みなさんおっしゃるようにこの句素朴でとてもいいですね。「かな」問題。僕なりの解釈があって、あっているか全く自身がないけど、今はこう考えているというのを一つ。

坂道を自転車押して若葉かな
坂道に自転車を押す若葉かな
自動車を押す坂道の若葉かな
これ三つとも微妙にニュアンスが違うと考えています。(繰り返しますがあっているかはわからんw)

「坂道を自転車押して若葉かな」
この形の「て」は切れではなく、接続だと思っています。坂道を自転車を押して、(パッと見たらそこに)、若葉があったという発見。

「坂道に自転車を押す若葉かな」
坂道に自転車押し(ているような光景にある)そんな若葉であるよ。これは、押すで軽い切れとなる、取り合わせ。

「自動車を押す坂道の若葉かな」
自転車を押しているその坂道にあるなんと素敵な若葉でしょう。

なので、このニュアンスから選ぶとしたら、僕は「坂道を自転車押して若葉かな」でした。坂道に登ってきた。途中で息が切れて下りた。ゆっくりと自転車を押すことにしたが、そうしてみるとキラキラと輝く若葉があった。
この発見を表現できるのは、これなんじゃないかと。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「坂道を自転車押して若葉かな」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

この内容なら軽い切れも大丈夫ですね。「坂道で若葉に出会った」という感じで受け取れます。

とはいえ私ならば「自転車を押す坂道の若葉かな」にすると思いました。
「自転車」の後ろに省略されている助詞が「を」で、「坂道を自転車(を)押して」という「を」が二度登場する叙述の形が気になるからだと思います。
私が気にしているだけかもなので、提案句にはしません。

点数: 1

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「坂道を自転車押して若葉かな」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

こんにちは。ちゃあき様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。これはいい句ですねー。
おそらく下りの時は若葉に気がつかなかったはずです。
御句は、「坂道を自転車を押して上がったので、美しい若葉に気がつきましたよ」という文の省略ですよね。

ただ、イサクさんのコメントの中の句「自転車を押す坂道の若葉かな」を見てしまうと、この方がいいですね。悔しいですが(笑)。
なぜかというと、ちゃあきさんの句は先ほど申し上げたように、「〜の短縮形」という感じですが、イサクさんの句は短縮されていない、これはこれで出来てしまっているのですね。
力不足で上手くお伝えできないのがもどかしいのですが、これで失礼します。
でもちゃあきさんの原句もいいですよ!

点数: 1

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「坂道を自転車押して若葉かな」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。軽い切れの「かな」そこまで気にしなかったのですが、
やはり私も自分で読むなら「て」の切れを作らずに、
自転車を押す坂道の若葉かな
としてしまいます。なぜなんだろう。「かな」の使い方の私も固定観念なんでしょうか。こういう形が好ましいと思ってるふしがあるのでしょう。
ちゃあきさんの型の句もたくさんあるし、この形で問題ないと思っているのです。

点数: 1

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