「釣り人の竿陽炎へ投げにけり」の批評
回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
御句。とてもいい句です。
「釣り人が竿」なのに「釣り人の竿」と読んじゃうところに語順を悩んでたのですが、ちゃあきさんの形がしっくりきました(^^♪
点数: 1
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作者 長谷機械児 投稿日
回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
御句。とてもいい句です。
「釣り人が竿」なのに「釣り人の竿」と読んじゃうところに語順を悩んでたのですが、ちゃあきさんの形がしっくりきました(^^♪
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回答者 イサク
こんばんは。
若い頃、「竿を投げる」と発言したら「竿は投げんわ!」と怒られたことのあるイサクです。慣用的に「竿を投げる」と言いそうな気もするのですが、調べた限りでは用例は出てきませんでした。
コメントを見て、「釣り人」と「仕掛けの着水地点」を無理にわけなくてもよいのでは?というのが実感です。
「陽炎や」と「釣り人」の取り合わせで釣り人に陽炎がかかって見えることを想像させるのは可能でしょう・・・と。そして仕掛けの着水地点も。
・陽炎や釣り人の持つ赤い竿
点数: 1
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回答者 卓鐘
おっ面白いコメント!確かに僕も調べてみたら、陽炎ふというその意味での動詞はでてきませんでした。
ぢ僕の、講談社の新日本大歳事記には、かぎろひて、かぎろへる、など使った例句がたくさん。特に注意もありませんでした。実際にはないけど俳句語としては便利いいから使われているだけの言葉かもしれません。
辞書になくてもみんなで使えばそういう言葉でいいやんというゆるい解釈。
スタバる、タクる、みたいな?
点数: 1
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回答者 ちゃあき
こんにちは。拙句へご意見ありがとうございました。ケチャップ=春→夏のイメージ へと認識を改めようと思います(笑)。蜂蜜のぽふつと~ の提案句はすごくいいです!
御句。情景はバッチリ見えますし、季語が生かされていると思いました。少し語順を僕なりに変えてみました・・・
・陽炎へ釣り人竿を放ちけり
点数: 1
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優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
お題「陽炎」は春の季語で、明日は立夏。ならば今日中にあと一句ぐらい。
陽炎も逃水も、GWに入ってから毎日のように目にしているので、実景から一句作りたいなあ、と思いながら、家の周りを散歩してみたりするものの、なかなか上手くいかず。季語「陽炎」に限らなければ、俳句自体は日に何句かずつ出来ているのですが。
角川の歳時記(文庫分冊版)を読んでいて、季語「陽炎」の項で気になったのが、動詞としての使用は誤りとする注意書き(季語とは別の語「影ろふ」だとする)。例句も、「かぎろへる~」「~のかげろふ」といった句の掲載は無し。手許の古語辞典、Web上の辞書サイト検索でも、確かに、あの現象で揺れているという意味の「かぎろふ」「かげろふ」なる動詞は見つからず。
よし、それならば、これから作る「陽炎」実景の句はあくまで名詞の「陽炎」で、と意気込むと更に難しくなり…。
一応、一句、何かそれっぽい形にはしてみました。しかし、私自身の目にした実景からは離れていくのだなあ。私の目で見た景色としては、釣り人の立っている場所もゆらゆらしていて、誤りとする動詞を使うなら「かぎろへる釣り人」だったのです。これを「陽炎の釣り人」としては通じないだろうし、状況説明に音数を割いては全体的に説明の句になるし…とあれこれしているうちに、釣り人の立つ地点は揺れていなくて、もう少し遠いところ(竿を投げた先)だけが揺れているような景の句に変容。
陸側は揺らぎなく、水面上だけが揺れる、陽炎でそんなことあるのか? という疑念がありますが…。