俳句添削道場(投句と批評)

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錆色の刀剣残す春怒濤

作者 鬼胡桃  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

日本の源平合戦や、紀元前からの外国の海上戦からイメージを膨らませた句を作りました。
勝敗は別にしても、かつては天下や覇権を手にする為に、刀剣で血で血を争い、侍や剣士達の使った刀剣の多くは、海に落ちました。長い年月海に浸かり刀剣の多くは錆びてしまったと思いましたが、かつて持っていた切れ味や持ち主の熱い戦いはまるで春怒濤の様なイメージが出来ると考え句にしました。
分かりづらくてごめんなさい。

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「錆色の刀剣残す春怒濤」の批評

回答者 長谷機械児

カイさん、こんにちは。

カイさんの句を既に何度か拝読しているので、カイさんらしいとも思うのですが…、景が見えない句になっています。

季語「春怒濤」が景としてでなく、句を勢いづけるためのアクセントみたいに置かれている感じがします。ほんとうに“怒濤”といえるような波を目の前にして、この上五中七は出てこないような気がします。この上五中七(昔から繰り返された戦乱に思いをはせる)には穏やかな「春の波」くらいがよいような気がします。
・動詞「残す」の主体が不明である点も気になります。
・「錆色」…“錆び”で古さ、歴史を感じさせるというのはよくある手だと思いますが、…必要でしょうか? コメントに「刀剣の多くは、海に落ちました」とあり、錆びよりも数の方が、読み手にイメージさせるのに有効であるような気がします。

 幾千の刀剣底に春の波

今後ともよろしくお願いします。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「錆色の刀剣残す春怒濤」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

こんにちわ。お久しぶりです!

このようなものを詠みこむことが無理あるんじゃないか、と思うものの、それをやりたいんだから仕方ないですね^^

では、どう詠めば少しでも俳句としてよくなりそうかを考えてみます。
鈍色と言っているので、目の前の春怒濤。そしてその場所にはかつてこの怒濤ような歴戦の戦があり、海底には猛者達の刀剣が残っているのかもしれない。ということですね。

「残す」ではこのあたりがとても曖昧だと思います。海が残しているならわかるのですが、春怒濤は春の荒波ですから、「残す」だとよくわからなくなる。
現在形なので、今、荒波が他を飲み込んでいくのに、鈍色の刀剣を残している。(どこに??)となって変な感じです。波が、飲み込んだあと、それが海底に残っているというはずで。

春怒濤刀剣残る海の底
刀剣を幾つ飲み混み春怒濤
幾たびの刀剣乱舞春怒濤(ネタ)
むずかしw

点数: 1

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添削対象の句『錆色の刀剣残す春怒濤』 作者: 鬼胡桃
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