俳句添削道場(投句と批評)

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予想屋のだみ声響く修司の忌

作者 長谷機械児  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

記念日俳句、「競艇の日」そして寺山修司の忌。

競艇場の風景をイメージしつつ、寺山修司という人は競艇よりも競馬の人なので、競馬でもありそうな風景で(中央競馬ではいないけれど、地方競馬なら…)。

修司忌は季語として角川の歳時記にもあったので使ってみたけれど、私にとっては、この人は俳人ではなく、また短歌でも演劇でもなく(有名だけれど)、映画。「田園に死す」とか「草迷宮」とか、一時期DVD買い集めて観ていたなあ。

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「予想屋のだみ声響く修司の忌」の批評

回答者 なお

こんにちは。長谷機械児様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。私は高校の時に演劇部にも籍を置いており、寺山修司を演りました。訳わからずに演出の友人から言われるがままでした。

さて御句、予想屋さんですね。予想屋の声が「響く」というよりあっちからもこっちからも聞こえてくるので「かぶる」とか「からみあう」「入り混じる」そんな感じではないでしょうか。

ちなみに、大昔、妻が少女時代に沿線の競馬場の予想屋さんに可愛がってもらったとかの話をしたことがありました。私としてはあまり面白くないので妻に言いました。

「予想屋さんの話は、よそうや」

これホントの話です(笑)。

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★★★★★

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「予想屋のだみ声響く修司の忌」の批評

回答者 げばげば

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★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。寺山修司。不思議な方ですね。俳句短歌は昭和の啄木と言われたノスタルジーなのですが、こと演劇・俳句となると「私という病」メインテーマが色濃いものになる。「草迷宮」も短い映画でしたが、脳裏に焼き付く系でした。

御句。修司忌と予想屋はぴたっと来ます。「響く」はまだ推敲可かもしれません。
今日は修司忌ということでTwitterにも句があふれています。気に入ったのは、
修司忌の母を貫く水平線/中村光風
修司忌は五月の重力のひとつ/IZU

しかしどういう方だったのでしょうか。一度話してみたかった方のひとりです。

点数: 1

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「予想屋のだみ声響く修司の忌」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

コメントありがとうございました。
拙句は「ラジオ聞くダディー」と「かぎろへる百マイル」を並べただけです。そこの響き合いが不明、キレが曖昧(中八とのことで、「ラジオ聞く」での切れに見えた?)などという批評はそう感じる人もいるかと受け止めます。ただ、「虚構」「白昼夢」という読みを決めてそこで批評されても困惑でした。そんな読みもできるよくらいで、受け止めておきますが。あまり人様の読みをどうこう言うべきではないと思いつつ、鑑賞側もにも一定責任があるものですので、もやもやしたため自戒も込めてこのコメントとさせていただきます。(私も、勝手な解釈で批評してしまっていることもあるだろうし、実際あったので。)

御句、忌日句はとても距離感が難しいですが、寺山修司の世界観・生涯を場外馬券場での光景(錦糸町を思いました)がうまく結びつけているなと思いました。

点数: 1

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「予想屋のだみ声響く修司の忌」の批評

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

「予想屋のダミ声」で一発で競馬場の風景と分かるのは良いなあ…と書こうとしたら、競艇をイメージしたとの事。ギャンブルしないので分かりませんが、やはり競馬競輪競艇等ではお馴染みなのでしょうね、予想屋とは。

寺山修司さんの事は詳しく知らず、コメントを書く前にGoogleで調べておりました。競馬に関する著作がたくさんあり、競馬を愛した人だったらしいですね。
そうなると「予想屋のだみ声」は連想の距離感が少し近いのかなあと思いましたが、しかしこれはこれで悪くないと思います。

点数: 1

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「予想屋のだみ声響く修司の忌」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

コメント拝読しました。内容了解しました。

ちなみに、錦糸町の場外馬券場、今は全然競馬やらないので知らないですが、中学生の頃よく馬券買ってたんですが、名物予想屋がたくさんいておっさん達が、ワンカップ片手によく囲んでましたよー。真っ先にその光景が浮かびました。90年代でもまだ。

点数: 1

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「予想屋のだみ声響く修司の忌」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

あ、ちなみに「予想屋」という言葉を、「認可・非認可」「合法・非合法」で区別して、僕は使ってないし、捉えてもなかったです。

むしろ、非認可・非合法くらいがこの句のイメージにはあいました。

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