「踠きたる墓前湯飲みの春の蚊よ」の批評
回答者 なお
いくさん、こんにちは。
御句拝読しました。よく観察した、客観的描写のいい句ですね!
変な感情を入れずに、春の蚊の哀れさを伝えています。
ただ、問題は「墓前湯呑み」です。これが、人によってはおかしな造語に聞こえますし、ある人には「踠きたる墓前」と読めて、作者が墓の前でもがいているように読めます。
・春の蚊のもがく湯呑みや墓の前
いくさんとしては、墓参りに来たことも湯呑みの中であることも伝えたかったのですよね。そこでこんな提案句になりました。
点数: 1
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最近は二物作句にチャレンジしてましたが
墓参りの実景を詠みました。
上五のもがくの動詞からと
中七がもたもた感があると思いますが
実景だけに私の作句ではこれが精一杯です。
ご指導よろしくお願いします。