俳句添削道場(投句と批評)

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さくらキャッチの跳躍セーラーひらり

作者 ゆるくわ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

さくらが満開の4月上旬ごろ、公園に母と中学生くらいの娘が2人で来ていて、風で舞う桜の花びらをジャンプして取ろうとしているのを母親が見ていました。
さくらが待っている様子とセーラーがひらりと舞う様子が響き合わせたかったのと、恐らく入学されたばかりで、未来への希望や若々しさも表現したつもりです。
不安なのは、さくらとセーラーの取り合わせが近すぎるか、また初心者ながら破調にしてしまったことなどですが、挑戦してみました。

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「さくらキャッチの跳躍セーラーひらり」の批評

回答者 なおじい

渡邊裕介さん、こんにちは。
御句拝読しました。面白い句を作りましたね!光景は浮かびます。この春からの中学生さんかな?
我々の年代は、新しい制服を汚さないかとヒヤヒヤしますよ(笑)。

さて御句、日本語にちょっと無理があるかもですね。「さくらキャッチ」は面白い表現ですが、俳句では馴染まないです。
また、「跳躍」は堅くて他の語とバランスが悪いですし、セーラーはセーラー服と言わないと、やはり水兵さんになってしまいます。

・セーラー服ジャンプして取る落花かな

今一つ自信がないのですが、詠み直しの参考にしていただければと置いていきます。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「さくらキャッチの跳躍セーラーひらり」の批評

回答者 たーとるQ

句の評価:
★★★★★

渡邊さんはじめまして。最近始めたばかりのたーとると申します。

御句はとても可愛らしい光景を描こうとしているのは良いのですが、「キャッチの跳躍」が少しくどいでしょうか。「ひらり」だけで娘さんの動きを想像させるほうが良いかと思います。
→花びら捕らえんと娘のセーラーひらり

破調・句跨がりに果敢に挑戦するのは良い闘争精神だと思います(と破調ばかり詠んでるたーとる)。575の定型も大事にしつつ是非またお願いします。

点数: 1

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散る花を捕らへんと跳ぶセーラー服

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

詠もうとしている光景は素敵ですが、色々と勿体無い句に思えます。
まず「さくらキャッチの跳躍」これが初読で引っかかりました。僕はてっきり、そういう名前の馬がいるのかなと。
「ひらり」これも不要な言葉です。セーラー服の跳躍とあれば、ひらひらするのは当たり前です。俳句ではこうした「言わずもがな」な言葉は嫌われがちですので、ご留意下さい。

添削句、不要な言葉を削りつつ定型に近付けました。俳句の世界では「花」とだけ表記すれば、桜のことを思い描くという俳人の共通認識がありますので、参考までに。

最近はプレバトの影響か、破調に果敢に挑戦する初心者さんが多く見受けられますが、初心者の内こそ575に季語一つの定型を大事にすべきです。
破調に挑むのはしっかり基本型を身に付けてからでも遅くはありませんので、頑張って下さい。

点数: 0

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「さくらキャッチの跳躍セーラーひらり」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

いろいろと詰め込み過ぎていて、全部入れようとして破綻した感じです。

◆なぜ「さくらキャッチの跳躍」というよくわからない日本語になってしまったのか・・・
 コメントにある「風で舞う桜の花びらをジャンプして取ろうとしている」これを丁寧に描写するだけで一句できてしまいます。
 俳句一句十七音の情報量とはこの程度です。

・少女跳ぶ花びらを手に受けようと

◆「セーラー」・・勘違いはないと思いますが「セーラー」では水兵・水夫なので、「セーラー服」を描写したいならば「セーラー服」ときっちり書きたいです。
◆「ひらり」・・「跳ぶ」との映像の重なりが気になります。
 また、この句では余計な情報を省いて十七音の器に収めなければなりませんので、どうしても使うならば「跳ぶ」を省略ですかね・・・「セーラー服ひらり」で「ジャンプしたかも?」と思わせることは可能かと思います。

・花びらを追ってセーラー服ひらり

挑戦は大歓迎ですが、まずは五七五に収める努力をしてみてください。
破調は「五七五ではどうしても描写できないもの」に限った方がよいです。
御句の場合は破調の必要云々ではなく、要素過多の調整が先でした。

点数: 0

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添削対象の句『さくらキャッチの跳躍セーラーひらり』 作者: ゆるくわ
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