俳句添削道場(投句と批評)

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海の日や猫の詰め寄る港町

作者 かぬまっこ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

俳句ボスト「並」選、俳句ポストは出せば余程でない限り「並」にはなります。なので、参加賞みたいなものです。どこが「人」に及ばなかったのか。発想なのか…。

最新の添削

海の日や埠頭見巡る猫の髭

回答者 利尻

<<原句>>

海の日や猫の詰め寄る港町

何時かテレビで見たことがある猫島の港を想いました。
猫がひたひたと集まる様子が「詰め寄る」という表現でリアルに楽しく描かれています。

<海の日>の季語は、拡がりある爽やかな休日を想起させますが、明治天皇巡行に始まる
海洋国としての自覚の歴史を含んでいるようです。

猫が詰め寄るよるという素晴らしい描写は、他の季語で活かせると思いました。

また、猫が詰め寄る距離感と港町のサイズ感に少し違和感を感じました。
詰め寄っている場所は岸壁とか港かな?

全く僭越ながら
1)季語を匂わす
2)海の日のような大きな季語には逆にディテールを描写する

というようにしてみました。

<<添削例>>

海の日や埠頭見巡る猫の髭

 明治天皇のひげと巡行を少しだけ重ねてみました。

原句の選句結果につきましては、猫と港は様々な季語と取り合わせた句も多く
選者の記憶にあったとすれば、少し不利たっだのかもしれません。

寒月や猫の夜会の港町
猫の眼に海の色ある小春かな
島猫が皆くしゃみする野分あと
魚臭き港の猫や夏日暮

点数: 3

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

海の日や猫の詰め寄る港町の批評

回答者 三日酔いの防人

かぬまっこ様、おはようございます。俳句ポストの並選はけして参加賞ではございません。数句投句されているのであれば、その中から吟味された句です。かぬまっこ様が投句された句で、選に選ばれた掲句が一番の自信作でしたか?まずは、そこを確認すべきかと思います。
掲句に関しての私なりの感想を述べさせて頂きます。海の日の風景ですね、しかしながら、港町に猫が詰め寄るのは海の日だけの光景なのですか?その辺りが人選に届かなかった一つの要因なのではないかと思います。偉そうにすみませんでした。天地を目指して頑張ってください。

点数: 2

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「海の日や猫の詰め寄る港町」の批評

回答者 桜子

かまぬっこ様
かねまっこさん、こんにちは🌞

詰め寄るだと①近くまで寄って行く②激しい態度で迫るの2つの意味があるので
猫が揚がった魚にこっそり近づいて盗ろうとしているのか、人に激しくニャーニャー言って貰おうとしているのかどちらかよくわかりません。
どちらかわかる動詞にした方がいいと思います。

点数: 2

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「海の日や猫の詰め寄る港町」の批評

回答者 腹井壮

かぬまっこさん、こんにちわ。いつも御世話様です。この句は季語が効いていません。敢えて添削するなら

風薫る猫わらわらと港町

です。海の日は国民の祝祭日でもあります。7月のほぼ真ん中の休日を人々はどう過ごしたのか。休日を満喫出来る人もいれば休日だからこそ忙しく働く人もいたはずです。また、かぬまっこさんのように海のない県にお住まいの人の「海の日」の視線もあったはずです。今回はかぬまっこさんらしい大胆な発想がなかったような気がします。もし、天地が欲しいのでしたら独り善がりと言われてもいいので選者にだけ届く句を詠むようにするのが近道だと思います。

点数: 0

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