俳句添削道場(投句と批評)

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春の闇ぼんぼりの灯はあとわずか

作者 葉月庵郁斗  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

おはようございます
昼間見るひな壇でなく
月のように雛ぼんぼりだけが
灯されまもなく終わってしまう切なさを詠みました。
雛ぼんぼりを使いたかったんですが
季重なりになるので
元句はひな祭りとわかるように
下五は三日までとしてました。
凡句ですが
ご指導お願い申し上げます

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「春の闇ぼんぼりの灯はあとわずか」の批評

回答者 イサク

こんばんは。

私も屋外に置いてある雪洞の句だと思い、「雛祭」の句とはわかりませんでした。
げばげば様が「花ぼんぼり」と出していますが、まさに春の夜祭のそれですね。

どうして「あとわずか」と作者は思っているのか?というところを受け手は想像していくわけですが、この言葉は「順に消していって、あと2~3個残すのみ」という風に想像します。これもげばげば様と同じです。

「もうすぐ消える・なくなる」は、現在ではなく未来の話なので、俳句には読みにくいかもしれません。説明も要りますし。
季語「春の闇」なのに「雛祭」と思わせるのも、難しいかもしれませんね。句の主役は???となりますので・・・

提案の句では、「雛祭りの夜」ならば「雛ぼんぼり」はもうすぐ消えるはず、という想像を句の受け手に託す感じで・・・

・ぼんぼりの残る雛祭の夜よ

句の評価:
★★★★★

点数: 2

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「春の闇ぼんぼりの灯はあとわずか」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

再訪です!

わかりますー。俳句を始めると、楽しみができますよねー(^^♪
毎日にごろごろ句材はころがってるので、毎日が潤いますね。

この間、宇多喜代子先生が対談でおっしゃってました。
「俳句をはじめれば、退屈とあいにくがんなくなる、、」と。
雨が降っても、あいにく雨とは思わなくなる、風が強くても、あいにく風が強いと思わなくなるって。確かにそう思います(^^♪

いくさんの、「春の闇」もそうですよね。
私も始めてから、空を見上げるようになりましたし、月が出ていないことにまで素敵って思える心って、俳句やる前にはなかなかなかった豊かさだと思ったりもしますもんね(^▽^)/
「いいね!」がはびこる世の中ですから、うまく詠めたり届く句が詠めたら最高ではありますが、何より、自分が楽しんでるか、自分が潤ってるか、ですもんね(^▽^)/

一方で他の方の句を鑑賞する楽しさも広がってきました。光景を頭の中で広げることもできますし、知らない季語と出会い、そのあと、その季語を実感する瞬間が来た時もひとしおですし、圧倒的な詩の言葉に出会い、あの感覚をこう表現するのかーーおーすごーーってなることも多々。ネットでもたくさん俳句は読めますし、ぜひいろいろな句を見てみてください。きっと自分が詠む・読むときの参考になると思います。手始めに、ここのサイトのみなさんの句を、こういう句意かなあと想像したり鑑賞してみるのもいいかもしれませんね。ハズレとかはないですしねー(^▽^)/

次の句も楽しみにしています。

点数: 3

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「春の闇ぼんぼりの灯はあとわずか」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。あとわずか、という言葉に何かを説明したい感じが出てるのが気になります。ひとつずつ消えて、残りわずかと読みました。もう終わるということなんですね。
また、今日が三日だったので、雛ぼんぼりかなと思いましたが、花ぼんぼりにも感じたりします。その方が、あとわずかにはぴたりと来たからです。桜ははかないので。

あとわずかで終わるというのも読み込むのは少し過多かもしれません。

ぼんぼりの灯す人形春の闇

これくらいの量が適量なのかなあ。いかがですか。

点数: 1

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「春の闇ぼんぼりの灯はあとわずか」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

いくさん、こんにちは。御句拝読しました。

私の御句の捉え方は、上五に春の闇とありますので、屋外の話と思いました。室内のお雛様のこと、つまり男雛と女雛の横にある照明スタンドのようなものは想像しませんでした。
では何を思い浮かべたかというと、商店街とかの道の両側にぶら下がっている、主にピンク色の提灯のようなもの。協賛している店の名前とかが書いてあるあれです。電線でつながって、夜道を照らしていますよね。あれを想像しました。
それが「あとわずか」というのは、作者が駅からだいぶ歩いてきたので商店街ももうすぐ終わり、同時にそのぼんぼりもなくなるのでその先には春の闇が広がっているー
そんな句かと思いました。

そこでコメントを拝読したら、あとわずかは、もうすぐ雛祭り(セール?)も終わりなので片付けられてしまう、という意味のようですね。

そうであれば、このようなのはいかがでしょうか。

・春の闇ぼんぼりの灯よあと幾日

点数: 1

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添削対象の句『春の闇ぼんぼりの灯はあとわずか』 作者: 葉月庵郁斗
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