「厳冬の公園の池にカモ立ちぬ」の批評
回答者 なお
おじさんさん、こんにちは。
二句目拝読しました。
水鳥のカモが立っているとは面白い光景です。池が凍っているのでは仕方ないですねー。
ということは、このカモが岸に上がっている間に池が凍ったのですね?朝起きてみて気がついた? まさか、他の仲間は池の真ん中で身動き出来ずにいるなんて、そんな光景ではないですよね(笑)?
なんだか、厳冬とはいえ、ほのぼのとした心待ちにさせる句ですね。
さて御句、三つ、気になりました。まず他の方々もおっしゃっている季語の重なりのこと。私であれば厳冬とカモで重なるので悩んだ末に、この句は詠むのを諦めるかもしれません。
しかし、お二方のコメントを拝読して、この句は、特にカモがどうこうという句ではなく、単なる鳥の一種として扱っているので大丈夫とのこと、了解しました。
次に、「厳冬の公園の池にカモ立ちぬ」とお詠みですが、池が凍っているとはおっしゃっていませんね。そのため、「カモが立っていたらおかしいの?横になっていたら可哀想だけど…」とか言われそうです。
あるいは、「鳥が飛び立つ」という言葉があるように、水面を離れる瞬間を「立つ」と表現する場合もあります。
そういう方向に読み手の想像が動き、「池に泳いでいるのが本来の姿なのだが、池の上に立っているのだよ、面白いだろう?」とは思っていただけないかもしれません。
要するに、「池が凍っている」と言う必要があると思うということです。
三つ目は動物の表記です。俳句では動物は漢字で書きます。カモは鴨が望ましいです。
ということで、提案句を置かせていただきます。
・公園の池の氷や鴨歩く
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寒い日の朝に散歩に出かけた公園の池が凍っていてカモが池に泳げず氷の上に立っていた風景