「春炬燵そして誰もいなくなった」の批評
回答者 なお
こんにちは。ちゃあき様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。
まず初読の感想です。とても味わいのある句だと思いました。いや、あり過ぎる。
我が家の場合でいいますと、多い時は家族六人と猫二匹でこたつの取り合いでした。誰かしらはみ出ていたけど、その頃は楽しかった。テレビ見たり、本を読んだり居眠りしたり…。
しかし、おじいちゃんが亡くなり、猫二匹が立て続けに死んで、その後、子どもたちが順番に家を巣立っていき、今では老夫婦だけです。そのうち私がいなくなるのでしょう。そして妻が一人で炬燵に入って、私の真似をして一句詠むでしょう。
・春炬燵とうとう誰も居なくなり
いま、私は、
・春炬燵ようやくツレがいなくなり
と言われないように、しっかり家事もやっています(汗)。
次にご自身や他の方のコメントを読んでからの感想です。
私は、皆さんのコメントを拝読しても、中七以降が本の題名とは夢にも思わず、皆さん何を言っているのだろうと思っていました。
ようやく「なーんだ、そういうことか」とわかってから思いましたが、そういうことなら、中七以降は、それなりに有名なタイトルでないと、わかってもらえず誤読を招きやすい句になりがちではと思いました。
ですので私は、私のような気の毒な誤読を避けるために、
・吾輩は猫である読む春炬燵
くらいになってしまいます。腰が引けてます…。
点数: 1
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昨日の拙句、春宵や~に貴重なるご意見ありがとうございました。
岸本葉子さんの句集から「ハンモック十五少年漂流記」を参考に作ってみました。ご意見頂ければ幸いです。