俳句添削道場(投句と批評)

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寒雀一羽の発てば一斉に

作者 ちゃあき  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

この句は昨日散歩をしているときの実景を詠みました。ある家の庭の梅の木に八羽の雀がとまっていたので、驚かさない様に少し離れて見ていたのですが、掲句のように飛んで行ってしまいました。ご意見よろしくお願いします。

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「寒雀一羽の発てば一斉に」の批評

回答者 なおじい

こんにちは。ちゃあき様、いつもお世話になってます。
拙句「冬の月」にコメント有難うございました。「月がとっても青いから〜」を思い浮かべてくださったのなら大成功。菅原都々子さんです。よくご存知ですね。

御句拝読しました。光景浮かびます!浮かぶのですが、初読で、中七にちょっと戸惑いました。
「一羽の発てば」は、「一羽が飛び立てば」という意だと思いますが、もう少しわかりやすい言い方はないだろうかと考えました。

その結果、ちょっと句意が違ってしまうのですが、

・個々に来て一斉に発つ寒雀

というのが浮かびました。
しかしイサクさんのコメントを拝読しますと、「寒雀である必要性」が書かれています。
そう考えてみますと、私の提案句は寒雀でなくてもいけるかなと。

そこで、少しでも「寒雀」に相応しい句にしようと考えました。

・餌の在り処聞き一斉に寒雀

上五は「えのありか」とお読みください。あまり上手い句ではないのですが、餌の少ない冬場に、集まって餌を探そうとしている雀が、「ねぇねぇ、あそこでお爺さんがお米を撒いているらしいよ!」とかの情報を得てきて、「なぬ?じゃあ行こう!」と一斉に飛び立っていくさまを詠んだつもりです。

やはり寒雀といえばお爺さんが…。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「寒雀一羽の発てば一斉に」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

この句については、上五「寒雀」について、なぜ「冬の雀」季語なのか、というのがあります。
普通の「雀」でも・・・とか、他の群れる鳥でも・・・とか、自問自答した上での季語「寒雀」の選択ならば作句者の気持ちを尊重します。が、そうでなければ、実景だったとしてもちょっと季語が置いてけぼりかな・・・?と思います。
兼題季語からの作句ではやらかしがちですけどね・・・

・水鳥や一羽の発てば一斉に
・寒雀寄り添ひあひて飛び去りて

点数: 1

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「寒雀一羽の発てば一斉に」の批評

回答者 大江深夜

句の評価:
★★★★★

どうもこんばんわ。
この句は良いと思います。確かにそういう事ってありますよね。もし、報告句だという意見があればそれも理解できますがそれはそれ。季語が動くと言われて「寒鴉」や「鶯」に差し替えても違和感がありますし。もし句会に出されたら頂く句です。

点数: 1

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「寒雀一羽の発てば一斉に」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。光景がしっかり見えました!きっちり一物句ですね(*'▽')
これは季語は動くのかな、他の鳥ならどう?うちの近くの池の鴨とかもそんな感じよと思ったりして読んでいましたが、大江さんからは句会では頂けるという言葉も出ましたねー(*'▽')うれしいですね!!

点数: 1

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「寒雀一羽の発てば一斉に」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。再訪です。

季語が置いてけぼり」は私の表現が拙いところがありまして失礼しました。
「季語が動く」という表現はそれほど好きではないのですが、

この句、ただの雀ではない「寒雀」であることにどの程度の意味があるのだろうか、というのを考えて、たどり着けませんでした。
「冬雀一羽の発てば一斉に」でもいいですよね?
「枝の雀一羽の発てば一斉に」にした方が、樹上の風景は出ると思います(無季になりますが)
そしてたとえば、中七下五にいちばん似合うと思ったのは「稲雀」です。季節も風景も心情も全く変わってしまいますけれど。
・稲雀一羽の発てば一斉に

ということを考えた上での「寒雀」でしたら尊重します、ということでした。
そうではないなら「寒雀」にこだわらない方が良い句にならないかな?ということでもありました。

そして当たり前ですが「寒鴉」「鶯」に変わるわけはありません。
この中七下五で、群れでの行動の意味を持たない鳥の季語に差し替えるのは、ほぼ意味がないので。

点数: 1

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