「凸凹のマフラーを巻く子煩悩」の批評
回答者 なお
たもとさん、こんにちは。初めまして。私は昨年からこちらの道場にお世話になってます。
御句拝読しました。お父さんとの思い出ですね。いいお父さんですね。
私も手編みや手縫いの服をいただいたことがありますが、それは半世紀近く経っても(笑)、洋服ダンスに大切にしまってあります。
御句、私は「子煩悩」がどうかなと思いました。「子煩悩」とか「老夫婦」、あるいは「好々爺」などは五音ですし、その性格を簡潔に表しているので使いがちなのですが、そのように一言で片付けてしまっていいのかなという気持ちがあります。
特に御句におけるお父さんは、子煩悩などという言葉で片付けるよりもっと度量が大きく、立派な方だと思うのですよ。
あと、おそらくこれは御句のポイントだと思いますが、凸凹という措辞もマフラーにはそぐわないと思いました。ごめんなさい。
私の提案句は大きく変わってしまいました。
・吾の編みしマフラー父は誇らしく
あまり上手くないのですが、とにかくお父さんはたもとさんのマフラーがうれしかったのだと思いますし、自慢だったと思いますよ。
点数: 1
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幼少期、父にマフラーを編んだことを思い出して句にしました。
凸凹でほつれかけた不格好なマフラーになり私は泣きましたが、父は大喜びで褒めてくれました。
次の日から父は 凸凹のマフラーを巻いて出勤するようになり、「上手に編めてるね!ってみんな褒めてたよ〜」と、笑顔で私に話しました。