「寒き夜や母の右手に火傷痕」の批評
回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
御句。うまいですねー、基本形、上五「や」で切っての名詞止めですねー。私、今、季語&名詞助詞俳句を練習してて、とても勉強になる句ですねー。
広い季語から入って、人物、右手、着地が火傷跡と来ると、なんだかこの寒い夜と響き合って、下五の着地から季語がまた立ってくるような。右手というリアリティもあります。この火傷痕は、どういう思い出があるのだろう、、。普段は長袖を伸ばしてそっと隠してるのかなあ。悴んだ手をこすった母が、そっと薬缶に伸ばした手に火傷痕が見えて、詠み手の寒夜がいっそう増す、そんな句でした。ここまで読み手に想像させる書くですね。イサクさんのように、助詞いろいろなパターンを私なら推敲するだろうと考えましたが、最終、ドロップさんの助詞を選択したように思います(^▽^)/佳句です!ドロップさん、「壁這う虫」も「傘だけ」もそうでしたが、めちゃくちゃ勉強されてますよねー、見習わなけりゃいかん!
点数: 1
添削のお礼として、げばげばさんの俳句の感想を書いてください >>
子どもの頃にふと気づいてしまった日のこと。