俳句添削道場(投句と批評)

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春めいて一木一草萌え渡り

作者 ジャイアン  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

段々と寒さも緩まり草木が元気にお日様を仰いでいる様子を詠みました。

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「春めいて一木一草萌え渡り」の批評

回答者 なお

こんにちは。肥川成可様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。私が思ったことは、二つ。
一つは、大寒は過ぎたとはいえ、ずいぶんと季節を先取りなさったな、ということです。
もう一つは、イサクさんが後半でおっしゃっている違和感と同じです。「一木一草が萌え渡る」という措辞は、意味が捉えにくいことに加えて、どうにも主語と述語のバランスが悪いように思いました。

句の評価:
★★★★★

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「春めいて一木一草萌え渡り」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

季語を説明してしまっている句です。
そして、実質的に「春」「下萌」の季重なりでもあります。

「春」「春めく」という季語に「草木が萌える」という意味を含みます。
なのでこの句は「春めく草木」という七音でほぼ同じ風景になります。
あるいは「草木が萌え」と言えば、わざわざ「春めく」という必要はありません。

「春になればあたたかい」「夏になれば暑い」これが当たり前なのは理解できると思います。
同じように「春になれば草木の芽が出る」「春になれば虫が出て来る」「春になれば雪が融ける」「夏になれば葉が繁る」など、季節の移り変わりで皆が当たり前に知っていることは、当たり前としてそれぞれ季語になっていたりします。
季語や歳時記と友達になってみてください。

上記とは別の話で、「一木一草」が「萌え【渡る】」という表現にも違和感があります。そこは句意が微妙にコメントでもわからなかったのですが・・・
「一木一草」なのか、「多くの草木」なのか、どちらだったのでしょ?

点数: 1

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添削対象の句『春めいて一木一草萌え渡り』 作者: ジャイアン
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