俳句添削道場(投句と批評)

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彼方から舞うやうな羽根窓の霜

作者 よした 山月  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

よろしくお願いいたします。

窓霜は小さな頃から芸術的だなぁ
綺麗だなぁとは思っていましたが
世界中で言い伝えがあるようですね(^_^)

トゲトゲの結晶もよく見かけますが
羽毛のように見えるのが不思議で印象的でした。
寒い地方でのお育ちのかたは色々形を見てらっしゃるのでしょうか???!

句としては
彼方から羽根舞い降りて窓の霜
彼方から羽根舞うやうな窓の霜
まで絞り、もう一回見直してみて挙げ句となりました。

「やうな」の位置により意味が変わってしまうものだなと改めて思いました。
よろしくお願いします。

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「彼方から舞うやうな羽根窓の霜」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。
初読は、羽根が舞っている光景と、窓霜ができている光景の二つが浮かんできたのです。おそらく中七での切れがあるからかなと、たとえとは取れませんでした。
そういう意味では、中七が切れていない、推敲2つの句の方がよしたさんの思っている光景に近いかなと、思いますー。あとは、語順に悩んだり、そのままの流れより倒置してみるとか。
窓霜や彼方より羽根舞ふやうに

点数: 2

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「彼方から舞うやうな羽根窓の霜」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

秋沙美様、げばげば様からだいたい出ていますので、追加でいくつか・・・

◆比喩は比喩と受け手にわかるようにしないと、句が連想クイズになりがちです。
◆「○○のやうな△△」、普通は、前の○○が比喩、後の△△が実景ですね。
 そのためにこの句では「羽根」を実景と(普通は)誤読しがちです。
 (「△△は○○のやう」の形はあります。それがげばげば様の提案句です)
◆上五「彼方から」も誤読の原因になっていそうです。
 この上五の比喩が「窓の霜」のことだとは思いにくく、「羽根」のことだと思ってしまうからです。
 コメントからも、比喩の「羽根」は「彼方から」来る必要はないのでは?

なお、「あきらかに比喩であることば」を使って「ような・ごとく」を避けても比喩にする手はあります。国語の授業で習う暗喩というやつで・・・

・ふりそそぐ天使の羽根や窓の霜

点数: 2

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「彼方から舞うやうな羽根窓の霜」の批評

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

この句、実際に何かの羽根が窓の霜に舞ってきた句だと思ったのですが、コメントを読む限り真逆の句意でしょうか?
もし、窓の霜を指して「舞う羽根みたいな窓霜だなあ」と言いたいのでしたら、この「やうな」の位置は変えるべきと思います。
分かりやすく検討するため、並べて比較してみましょう。

彼方から羽根舞うやうな窓の霜→窓の霜が羽根のように見える(実際に羽根は存在していない)
彼方から舞うやうな羽根窓の霜→羽根が窓の霜へ降りてきた(実際に羽根が存在している)

言いたかった事は前者ではないでしょうか?
今一度、ご自身の句意と向き合って、詠み直してみることをおすすめします。

点数: 1

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「彼方から舞うやうな羽根窓の霜」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

こんにちは。よした山月様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。あ、なんか、いい感じ…と思いましたが、二度読みして、あれ?どういうこと?と思いました。そのわけは、もう他の皆様が、おっしゃっている通りです。

窓の霜が、空の彼方から舞い降りてくる羽根のようだ、という句ですよね。
ご自身で、「やうな」の位置により意味が変わってしまうとおっしゃっていながら、そして推敲前の二句目のほうでは出来ていながら、最後にちょっと違う見直しをしてしまいましたね。
コメント内の、推敲前の二句目
「彼方から羽根舞うやうな窓の霜」
と、ご投句の
「彼方から舞うやうな羽根窓の霜」
の違いはおわかりでしょう。

でも、着実にいい感じになってきていると思います。一緒に頑張りましょう!

のでも御句ではそうなっていないです。ひいき目に見て、「窓の霜は、空の彼方から舞い降りてくるような羽根だ」

点数: 1

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「彼方から舞うやうな羽根窓の霜」の批評

回答者 ちゃあき

句の評価:
★★★★★

山月さん、こんにちは。御句を拝読し秋沙美さんと同様の印象を受けました。細かい事は諸先輩がおっしゃっていますので、山月さんのコメントに羽毛のように見えるとありますので、そちらを使った提案句を置かせて頂きます。
・舞い降りる羽毛のやうに窓の霜

点数: 1

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「彼方から舞うやうな羽根窓の霜」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

よしたさん、再訪です。私のコメント、最後に数行の「消し忘れ」がありました。申し訳ありません。
これから気をつけます!

点数: 0

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添削対象の句『彼方から舞うやうな羽根窓の霜』 作者: よした 山月
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