「爪切るや成人の日の朝刊に」の批評
回答者 大江深夜
どうもこんばんわ。
僕も新聞紙を広げて爪を切りますが何の日の新聞かまでは考えた事はなかったですねぇ。
発想としてはありそうでないかもしれません。面白い句だと思います。
点数: 2
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作者 ちゃあき 投稿日
回答者 大江深夜
どうもこんばんわ。
僕も新聞紙を広げて爪を切りますが何の日の新聞かまでは考えた事はなかったですねぇ。
発想としてはありそうでないかもしれません。面白い句だと思います。
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回答者 なお
こんにちは。ちゃあき様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。これはいい句です。こういうの好きです。世の中では成人の日かもしれないが、私は関係ないよ、という情景、わかります!
成人の日でなくてもいいような気はしますが、松の内は爪を切るのは控えていたという意味もあるかも。
ちなみに、我が家では新聞紙は広げず、くずかごの上で切ります(笑)。
いい、いいと言っておきながら、私の個人的趣味で、上五を「や」で切らない提案句を置かせてください。
・爪を切る成人の日の朝刊に
点数: 1
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回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
御句。好きですねーこういう句。
こういう成人の日の登場いいですねー。
「切る」につく「や」は好みがわかれそう。
私もなおじいさんの「爪を切る」派です(^▽^)/
佳句が続いてますねー。句作への意識がめちゃくちゃ高いよなーといつも感心します(^▽^)/
点数: 1
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回答者 なお
こんにちは。ちゃあき様、いつもお世話になってます。
再登場です。
「爪切りぬ成人の日の朝刊に」ではどうか、というお尋ねについて、私の感想を申し上げます。
爪切りぬ、とは、完了の助動詞の「ぬ」ですので、「爪を切ってしまった」という意味になると思います。
私としては、誰かが爪を切ろうとして新聞を広げたら、それがたまたま成人の日の朝刊だったというのでは、何の詩情もないと思います。
成人の日の、その当日に、その日の新聞を広げて爪を切るところに、「そんなの関係ねぇ」という人たちのおかしみ、面白みがあるのだと思います。
ですので私は「爪切りぬ」はあまりお勧めいたしません。
点数: 1
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回答者 イサク
こんばんは。補足にきました。
このサイトでは【動詞の終止形+「や」】を嫌う人がいるのですが、俳句一般ではガンガン使われているので、気にしないで使ってください。
俳句を縛るのは勿体ないので。
効果的かどうかは自身で検証しましょう。
さわがしう鳴くや立つ雁下りる雁/正岡子規
亀鳴くや皆愚かなる村のもの/高浜虚子
かりそめに燈籠おくや草の中/飯田蛇笏
私の提案句で「爪切るや」を避けたのは、【動詞の終止形+「や」】を避けたのではなく、季語「成人の日」をさしおいて「爪切る」という行為を「や」で強調することの是非、です。
点数: 1
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回答者 げばげば
再登場です。
「爪切るや」
イサクさんと同じく、動詞の終止形に「や」がダメとは全く思わないです。私も自分で詠む句には「動詞+や」はわりとあります。
ただ、なおじいさんが以前おっしゃってましたが、自分の動作に「や」を付けに行く場合は、好みがわかれそうとは思います。
「動詞+や」自体を嫌う方もこのサイトには多いですが、例句的にはバンバンありますしね!
イサクさんが紹介してくださった句のような、
雁鳴くや、亀鳴くや、燈籠おくや、のように、季語に関わる自分の行動でない動詞の場合や、
自分の行動のときも、
雪院に鶯聞くや春の雨/正岡子規
終宵秋風聞くやうらの山/曾良
月見るや山冷到る僧の前/原石鼎
春待つや手触れて軽き糸車 樋笠文
のように、季語を立たせる自分の行動に「や」がつく場合は、ありだよなあと思ったり。
そういう意味で、イサクさんがおっしゃった、「成人の日」という季語を差し置いて、「爪切る」という自分の行動に「や」がつくことに対する違和感を伝えたかったというのが私の感想でした。「や」自体がダメというものではなく。
もちろん、これは私はこう思っているということで、いろんな人がいろんなことを考えて作句しているので、ダメと思わないということも肝心です。こういう意見もあるのだけど、どうだろう、と自分で考えてみるということでしょうか。
私は、みなさんの貴重なご意見をいただいて、飲み込む前に必ずそうやっていろいろ考えてみます(^▽^)/
点数: 1
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優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
一般的かどうか分かりませんが我が家では新聞紙を広げて爪を切っています。成人を迎える人がいませんので日常の風景です。御意見よろしくお願いします。