俳句添削道場(投句と批評)

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主宰来しみな殺伐と初句会

作者 坂本かなえ  投稿日

要望:褒めてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

顧問はガチの俳人です。部活の句座はレギュラー争いの試験のようなもので、ここで評価されないと大会には出れません。京大や東大を目指す子達が鎬を削るわけですので、私程度では足元にも及びませんね。こちらの句はその時の様子を、部活で発表せず顧問に当て付けのつもり作りました。新年の挨拶代わりに、栞に書いて渡したら喜んで頂けました。

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主催来て私語の無くなる初句会

回答者 秋沙美 洋

こんにちは。

進学校に通ってらっしゃるようで…。俳句甲子園で開成高校が毎年活躍する事を考えると、俳句と偏差値は全く関係無い、と言い切れないのかなとも思います。たくさん勉強したくさん本を読めばそれだけ語彙力も育ち、作句に有利に働くでしょう。
しかし「私じゃ足元にも及ばない」と尻込む必要は無いと思います。今は下手っぴでも、たくさん詠んでたくさん鑑賞していけば、俳句の力は育っていくはずです。
俳句において学歴や偏差値はあった方が有利かもしれないけど、必須ではありません。その所誤解なさらず、諦めずマイペースに続けて欲しいです。

さて御句、僕から言おうとした事は他の方から大体出尽くしてしまったので、僕からは提案句だけ置いていきます。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「主宰来しみな殺伐と初句会」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

坂本かなえさん、こんにちは。
御句拝読しました。
色々なことを考えさせられる俳句でありコメントでした。

まず、私は運動部であったこともあり、「俳句部」という部活の活動内容とかがよくわかりませんので、「レギュラー」とか「大会」とかを、私の部活と一緒に考えていいのかわかりませんが、とりあえず、そう考えます。大変なのですね。

「顧問がガチの俳人」。これをどう解釈するかですが、レベルの高い方が指導に来てくださっているのであれば幸せなことですよ。そこらへんの、ちょっと俳句をかじったことのあるオッさんあたりに来られた日には話になりません。

「東大や京大を目指す子達が鎬を削るので、私は足元にも及ばない」。
意味がわかりませんね。これまでのコメントから、相当レベルの高い高校と思いますが、俳句は学力テストではありませんよ。いわゆる学業成績とか偏差値など関係ない。感性です。なんか、逃げ口上にしていませんか?

「顧問に当てつけのつもりで栞に書いて渡したら喜んでくれた」。
なんと度量の大きな顧問さんでしょう。渡すほうも渡すほうですが、喜んでくれるとはこれはまた。
いい指導者に巡り合いましたね。

俳句の感想は、ちゃあきさんとほぼ同じです。「主宰来し」の過去形が気になりましたのと、「殺伐」という語の選択の是非。大袈裟な言葉を使うと逆にしらけますよ。「緊張」とか「張り詰める」とか、「真剣」「研鑽」「切磋琢磨」とか、こういう雰囲気ではありませんか?「殺伐」では、仮に冗談とかでも、顧問さんが気の毒です。なぜなら、私の義母は、似たようなことをしていて、指導に行く途中でくも膜下出血で倒れて帰らぬ人となりましたので。

点数: 2

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「主宰来しみな殺伐と初句会」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

ああなるほど。進学校の俳句部といえば俳句甲子園常連校もありますし、かなりレベルが高いのでしょう。
俳句は努力で上手くなります。受験上位組はその「自分に合った努力の仕方」を知っていますから、それは大変かもしれません。
とはいえ、ご自身もそういう高校にいるのでしたら、戦うための武器は自分の中にお持ちであるのだと思います。それを研ぎ澄ます努力は怠りなく・・・

御句、顧問様に直接渡したということであれば、坂本さまも「俳句的諧謔」のつもりで、顧問様もわかって受け取ったのでしょう。
コメントの「当て付け」という言葉、額面どおりには受け取らなくて良さそうに思っています。

この句は三段切れではありませんがリズムが悪いです。
他の方からも出ていますが、大きな理由は上五の過去の助動詞の連体形止めかと思います。なぜ上五をその形に?音数あわせでしょうか?
あと「主催が来た」⇒「みな殺伐とした」という原因結果の説明意図が気になります。

この句で良句を目指すのも野暮ですが(挨拶句なので)、諧謔を忘れない範囲で推敲してみましょうか。

・殺伐とするは吾のみ初句会
・主宰来て吾殺伐と初句会

点数: 2

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「主宰来しみな殺伐と初句会」の批評

回答者 ちゃあき

句の評価:
★★★★★

こんばんは。頑張っておられますね。殺伐とした句会とはどんな句会なのか僕には想像つきませんが皆さんピリピリしてるってことですかねえ。初句会に殺伐という言葉は適切ではない気がします。「殺伐」という言葉を辞書で引いてみると平気で人を殺しかねない雰囲気とかすさんでいること、と出て来ました。初句会はやはりおめでたい雰囲気とか心機一転して行うという意味があるように思います。皆はりきって・・・とか緊張感を表したかったら空気の変わる・・・くらいにしたほうがいいのではないでしょうか。また「来し」と過去形で切ってしまっていますが、これもちょっと違和感を感じました。
案:主宰来て空気の変わる初句会
どうもありがとうございました。次回も期待しています。

点数: 1

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添削対象の句『主宰来しみな殺伐と初句会』 作者: 坂本かなえ
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