俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

虎落笛低く遠くへ響く夜

作者 よした 山月  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

よろしくお願いいたします。

この三箇日の家の辺りも、街角も静かな夜
寒風吹きすさぶ中、この道場で教えていただいた「虎落笛」が切なく響き
なんともうら寂しさ、切なさを感じまして
うぁー寒い!!!ブルブルとなりました(笑)
冬は音が遠くへとまいりますし、想起していただけるかなと

お得意の色々でちゃう感情を削り削り
からの
他人様にはワケわからないから塗り足して
みた、成果物の一句です。
今の私では精一杯でした💧

良し悪しわかりませんが、どうぞ御批評、御指摘、御指導よろしくお願いいたします。

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「虎落笛低く遠くへ響く夜」の批評

回答者 なおじい

こんにちは。よした山月様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。
俳句についてのコメントは皆さんが、おっしゃっている通りです。
少し俳句を進めていくと、色々な季語があるのを知り、わざわざその季語を皆さんに説明するような句を作りがちです。
わかりやすく言うと、「元旦や年の初めの日の出かな」みたいな句ですね。少し前の私なら、この句でも勇んで投句していたかもしれません。
しかし、「俳句に一つ季語を」というルールは、先人が、五七五の中でいちいち季節を説明していては大変だからということで築きあげてきた文化です。これを利活用させていただき、継承しない手はありません。

よしたさん、私は前の御句のコメントにも書きましたが、よしたさんへの皆さんのコメントの内容(レベル)が、最近は明らかに変わってきているのにお気づきでしょうか?

例えば季語について。失礼ですが、よしたさんの初期の頃は、「季語を一つ入れてください」とか、「二つはダメ」「それはこの季節ではない」…。そんなレベルでした。
それが今では「俳句理論」になっていますよ。

私もそのコメントを拝読して勉強させていただいております。これは有難いことです。

2022年、お互いに成長しましょう。競争ですよ(笑)。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「虎落笛低く遠くへ響く夜」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。補足に来ました。

季語の成分については、多作して自分で比較して、このサイトなどに出して意見をもらう方が早いかも。
細かく考えすぎて作句が止まる方がダメかもしれません。

季語に限りませんが「その言葉の持つそのものの意味、暗黙の了解」と言いかえればよいでしょうか。

下、暇があれば見ておいてください。

季語ではないですが、例えば
「太陽」が出れば「光」「眩しい」「熱い」「照らす」などは書かなくても想像できますよね。また「空」「日向」「影」などは意味が重なる可能性があります。時間としては朝か昼の可能性が高く、夕方の可能性も残しますが「夜」ではなくなります。

季語の場合は「歳時記」である程度の情報を共有している前提がありますので、さらに様々な実感がついてきます。

例えば
夏の季語「炎天」は太陽の出ている激しく暑い様子を表す季語です。
上の「太陽」の意味はほとんど含み、「暑い」「汗」など夏特有の意味が入り、また「昼間の光景(朝夕ではない)」「気温の高い空間」「雲のない空」「風はほぼ無い」などの意味が強く発生します。
「温度・暑さ」に偏った季語ですので太陽の持つ「光」「眩しい」という意味は少し減りますが・・・でもその屋外空間は眩しいはずです。

「炎天」というわずか二文字でそれらを見たす風景を想像していくのも、俳句の楽しみ方のひとつではあります。作句する側としては「炎天」以外の部分でいかに想像を膨らませ、受け手を楽しませるか・・・

バーベキュー男が焼けり炎天下/斉藤葉子
子のグリコーつもらうて炎天下/日野草城

「虎落笛」「元朝」「初日の出」「雪掻き」「大晦日」「鱈場蟹」・・・さて、よした様の使ってきた季語はどんな成分を持っていたでしょうね?

点数: 2

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「虎落笛低く遠くへ響く夜」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

投句に即反応してしまいました。

この句はよくある「季語を説明」している箇所があります。
「虎落笛」という季語はそもそも「低く(高いかも?)遠くへ響く音」ですので、その部分は「虎落笛」と書くだけで済んでいます。
つまりこの句は、「虎落笛の夜」という八音でほぼ同じ光景になります。

★『季語の意味を俳句で説明する』は初心者のよくやるミスですので、これを機会に覚えてください!
(なお、「季語の意味に入っていない言葉で季語を描写する」ならばOKです。それが「一物仕立て」の俳句です)

「虎落笛」といえば「低く響く音」「侘しい、寂しい」「寒い」「風」というような意味を持ちますので、そういう説明は季語に託し、それ以外の言葉を使っていきましょう。
コメントではこの句の状況が、虎落笛以外は「家の辺り」「街角」しかわかりませんが、そういう「季語と関係ない言葉」を探して拾っていく方が楽なはずです。

・街角へ瞬く星や虎落笛

点数: 1

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「虎落笛低く遠くへ響く夜」の批評

回答者 ちゃあき

句の評価:
★★★★★

こんばんは。僕もイサクさんと同じ意見です。「低く遠くへ響く」の10音が無駄になってしまっているんですね。でも次から次とトライして来る山月さんの努力の姿を僕も見習いたいと思います。努力に勝る才能はありませんからね。次回も楽しみにしています。それではまた。

点数: 1

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「虎落笛低く遠くへ響く夜」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。毎日毎日チャレンジいいですねー(^▽^)/このチャレンジが大切ですね。
さて、虎落笛。イサクさんへのコメントで
「一般的な意味なのか?それともこの季語にはこういう意味があると決まっているのか?!」ということでしたが、季語には本意、または夏井先生の言葉を借りると季語の成分というのがあるようです。これは季語の持つ共通の理解というもので、
その季語だけで、たくさんの光景や五感の感覚などが含まれているということです。
なので、季語に含まれていることを詠むと重複になるというか、それは季語のことをもう一回説明してるだけーとなるということです。なので、歳時記を読みまくったり、実際にその季語を体験することで、本意を見つめるということが大切なのだと言われます。

私もよくその失敗をしました。それは季語に含まれてるよーという指摘です(*'▽')それを繰り返して、季語を勉強するようになりますー。私も6月末から始めてるので、まだまだ新春~春の季語をよく知りません。今から学ぼうというところです(^▽^)/ ここまでで夏秋冬はいろいろ調べましたが、まだまだ実感のない季語も多いので、いろんな俳句を読んでみようとも思ってますーー(*'▽')

点数: 1

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「虎落笛低く遠くへ響く夜」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

再登場失礼します!!

コメントありがとうございます。
おそれ多くもとか言わないで大丈夫ですよ。
思ったこと感じたことを書いてくれてうれしいです!
またよろしくお願いいたします(*'▽')

点数: 1

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