「尾根の刃を研ぎ澄ましたり冬の山」の批評
回答者 なおじい
こんにちは。長谷機械児様、いつもお世話になってます。
御句、冬山の厳しい表情が伝わってくるようですね。
私は、わかっていないからかもしれませんですが、「尾根」と「冬の山」の重なり(?)は気になりませんでした。
それより気になりましたのは、「研ぎ澄ましたり」という措辞です。これは、山が「研ぎ澄ました」という擬人化ですね。
私は、山が自発的に研ぎ澄ましたのではなくて、雪のせいで研ぎ澄まされてしまったと思いました。そこで提案句はそのように詠ませていただきました。
・尾根の刃を研ぎ澄まされし冬の山
点数: 1
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お題「冬の山」。
俳句ポストの兼題「山眠る」が控えているので、動植物活動停止中の“眠る”イメージからの作句はそちらに取っておきたいと思い、遠くの山々の輪郭が冬になってはっきり見えるようになった、というところから作句してみました。
雪嶺の鋭く光る輪郭線
というのが初案でしたが、前句が「消失点」で今回「輪郭線」では何か似てないかと考え直し、初案に用いた「鋭く光る」を言い換える形で詠み直しました。