バチェラーのデート帰りや北しぶき
作者 鬼胡桃 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
最新の添削
添削一覧 点数の高い順に並んでいます。
失恋のデート帰りや冬の夜
回答者 よし造
拙句・・添削句可愛らしい句になりました。ありがとうございました。
御句・・普通デートと言えば独身男なので、上五は省けそう。また季語は、知らなかったので調べましたら風雨ということなので、デートが失恋に終わったとしても激し過ぎる気がします。これらを踏まえたのが掲句です。
点数: 2
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「バチェラーのデート帰りや北しぶき」の批評
回答者 なお
カイさん、こんにちは。御句の感想と提案句を置かせていただきます。
御句、「バチェラー」と横文字をお使いですが、要するに独身男性のことですね。カイさんはコメントにお書きのような背景をご存知ですから、その悲惨なほうの方人のことをお詠みになったとのことですが、俳句だけを読みますと、「独身男性のデート帰りは北からの風雨」ということになり、わかったようなわからないような意味になります。世の中の独身男性全てがこうではありませんよね。こうなるのは理由があるはずで、やはりそれを言わないと季語
も生きないのではと思いました。
その点、よし造さんの提案句はコメントとともに全く同感ですので、よし造さんの句に一票を投じます。
点数: 1
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「バチェラーのデート帰りや北しぶき」の批評
回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
「バチェラー」ですか。「北しぶき」ということで、季語の力で、「失恋」を表したかったということでしょうね。成功者は「星月夜」でいこうということですしね。そういう意味では、実景ではなく、「バチェラーのデート返り」に何の季語を合わせると成功して、何の季語を合わせると、失恋したように感じますか?という取り合わせの季語選びなんだと思います。そういう意味では、「北しぶき」で、あーだめだったのかなあとまでは想像しました。ただ、「北しぶき」というものがちょっと光景として想像するには突然すぎている感じはします。せめて「冬の風」くらいでもいいのかなとか。そもそもみなさんのおっしゃる通り「失恋」としてしまうのかとか。
狙いはわかるのですが、季節感や自然の味わいや深い感慨をこの季語との取り合わせからから得ることはできませんでした(*'▽')
点数: 1
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その他の添削依頼
優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
昨今[バチェラー]に関する企画が、ネットで話題になってます。
裕福な男性と誤解されがちですが、本来[バチェラー]とは独身男性という意味です。
この句の[バチェラー]は私の大学の同期二人ですが、どんな人物像かは読者に委ねます。
それぞれ彼女候補の女性と、告白目的でデートに誘いました。私が二人からそのことを知らされたのは、ずっと後のでした。
片方は成功しましたが、もう片方は見事に撃沈してしまいました。
成功した方の、その時の様子を聞いた時の句で、夜は星と月が綺麗だったとの事から、
[バチェラーのデート帰りや星月夜]
と考えました。
失恋した方の、その時の様子を聞いた時の句に、悔しさや苦しさがあった事を表現したく思い、季語[北しぶき]を用いりました。